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先生も苦手な単元ベスト3

公民科の教員免許は、大学のいろんな学部の教職課程で単位を取得できる。必ずしも経済分野を専攻している教員ばかりではない。

高校の政治経済では、教員でもなかなか説明が難しい単元がある。教科書通りの表面的な説明で、丁寧に解説せずに済ます先生もいる。

大学で経済を専攻していないことを言い訳にするのは、プロとしては残念なことである。教科書の範囲だからバッチリ解説できて当然だ。

苦手意識がある単元

財政投融資
ひどい先生は、「第二の予算」と言うだけだ。特別会計は、第二の予算じゃないの?という生徒の疑問に答えてほしい。何のためにあるしくみなのかを解説する必要がある。

信用創造
銀行の貸し出しが持つ機能について理解するためには欠かせない知識だ。通貨供給量と銀行の関係を理解させられなければ、金融について理解できなくなる。重要な基礎だ。

比較優位
リカードの比較生産費説は、扱う時期が年度のかなり後ろの方になることが多い。教科書に載っている典型例をきちんと解説するのが最低限の授業だ。考え方をマスターするのは案外難しい。

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