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好きなジョギングコースの話

家の前がジョギングコースになっていて、坂道をのぼると広めの公園になっている。ここはウォーキングで使っている。

人工的じゃない原生林っていいよね

多分だけど、そのあたりは城跡だから数百年前からの原生林なのかな?と思うくらい人工的でない、「いい感じ」の森林が守られている。

好きな景色です。

そのコースの好きなポイントというのが、なんの変哲もないカーブのついた坂道で。

今の土地に移って5年目ぐらいだけど、正直うまれ育った地元よりも馴染んでいるし居心地も良い。

私にとってはやっぱりその坂道が象徴として思い浮かぶ。

歩きの通勤路でもあったんだけど、そのポイントでいろんな人との出会いや出来事があった。すでに思い出深い。

「そこ」に限ってドラマが起きる不思議

このご時世、道端で会った人と心の通う交流なんてほとんどないはずなんだけど、その坂道だけは違っていて。

初対面のはずなのに「親近感しか感じない見知らぬ人たち」がすれ違いざま満面笑顔であいさつしてくれたり。

追い越しかけたおばちゃんとひょんなきっかけで話がはずんだり。

道を尋ねてきた人とトマトの話になったり。25年前に来たことがあるとの事で当時の同じ場所の様子を聞いたり、どんな話の流れか忘れたけどなぜか負けちゃいけない!とキッパリ言い渡されたり。

道で落とした大切なものが、翌日そのポイントで親切なわざとらしさで丁寧に柵にひっかけてあったり。

坂道降りたところで首輪のないヨレヨレの老犬になつかれてしまって、目の前の美容室から色んな人が出てきて一緒に保護したり。

飼い主が見つかって犬の名前がハッピーだと知ったり。後日その美容室に通うことになって居心地の良い場所のひとつになったり。

妊娠中に歩いてたら、遠くから知らないおじさんがおめでとうございます!と叫んでいたり。

とにかく、なんていうか「励みになった」「楽しいドラマ」「仲間」という不思議な思い出がなぜか重なる場所。

当初は一体だれが敵か味方かわからなくて、キーキー言いながら仕事してた時だったから

相対的に印象深くおもえただけかもしれないけど。それにしては出来すぎている。

元気になれる場所が近くにあるって幸せ

その坂道のポイントに長年の味方や仲間がいるような気がしている不思議な場所なんですよね。

そんな場所を今日はお散歩しました、っていうだけの話なんですけど。今日は特別だれかに会ったわけではないけど案の定とてもリフレッシュできた。

誰かにいつか言いたくてうずうずしてたことだったから書けてよかった。

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