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0でも1でもなく「0.1」の行動を

今日、「なるほどな」と思ったことがあったのでシェアします。

最近、「ピリカ」というアプリで街のごみ拾いをしています。

ごみ拾いをする上での悩みが「ごみを捨てる場所が少ない」ということ。

仕事と子育てで、あまり時間が取れないので、早朝や息子と散歩しながらごみ拾いをしていますが、本当は通勤途中にできたらな、と思っていました。

そして今日、ふと思いついて、最寄り駅の駐輪場のおっちゃんに、通勤途中で拾ったごみを捨てさせてもらえないか相談してみたところ、快諾いただきました。

文字にすると、たったこれだけのことなのですが、ここに大きな仕事ややりたいことを実現するための重要な要素が含まれていたなと気付きました。

それは、「●●したいな、●●だったらいいな」と思ったことは、ダメ元で相談してみる、ちょっとやってみる、ということ。

私はあれこれと「あんなこといいな、できたらいいな」(ドラえもんか)と考えることが好きなのですが、その頭の中のアイデアをもう一歩進めてみる。

言い換えると、最初から理想(=1レベル)を実現しようとするのではなく、ほんの1歩(=0.1レベル)をしてみるということ。

ダメでもともと。なんのリスクもない。

やってみると、今日みたいに少し実現したりする。

聞いてみて・やってみて、ダメであれば、それだけのこと。

いや、ダメであれば、「その方法は難しいんだ」ということが分かるので、どっちにしても一歩前進。

であれば、やってみればいいのだ、と。

実は、先述のピリカ、どうしたらユーザーを増やすことができるか、ということをテーマに、プロボとして協力しています。

そこで今考えているアイデアが、「拾ったごみを捨てられる場所を街中に増やす」=通称、ピリカごみ拾いステーション構想。

特に、鉄道会社とコラボして、駅にごみ捨て場をつくるというのが実現したいと考えていました。

ピリカのメンバーもこのアイデアに賛同してくれて、進めたいな、となっているのですが、いかんせんお金・人手のリソースがない。

どうやったら、鉄道会社をこのアイデアに賛同してもらい、巻き込むか、など色々と検討しようとしていたのですが、なんてことない、難しく考える必要なんてなかった。

駐輪場のおっちゃんに相談すればよかっただけなのだ。

特に仕事においては、えてして、考えるアイデアは「1」の完成度で、アウトプットされる。

そうでなければ、アイデア自体が職場の承認が得られないからだ。

だから、どうしても「つくりこんだ」アイデアになってしまう。

でも、承認前でも後でもいいけれど、1のアイデアをいきなり実現しようとするのではなく、自分の行動範囲の中で実現できる「0.1」の実験を差し込む。

そうすることで、見える世界が広がり、「いけるかいけないか」の手応えを手に入れ、結果的にアイデアの実現性・有効性が高まる。

振り返れば、この法則は、たくさん経験してきた。

仕事では、こんな事業ができればな、と考えていて、とりあえずその道のプロっぽい会社をGoogleで調べて電話したら、実際に新規事業が実現。

某有名雑誌の編集長、うちの会社で講演してほしいな、でも講演依頼の情報はないしな、と諦めようとしてたけど、「1回聞いてみよう」と聞いてみたら、初めてだったそうだが、講演をしていただけることになった。

日常でも、このお店行きたいけど、子連れはダメそうだな、と諦めていたけど、「一回電話してみよう」と聞いてみたら、ベビーカーで入れるスペースを用意してくれた。

などなど。

自分で調べた情報で、勝手に判断せず、ダメ元で聞いてみたところ、(往々にして先方のご厚意によるところが多いけれど。なので、お礼やお返しは誠実に。)道が開けた、という経験がたくさんある。

「ああ、これ、ダメだな」と思った時は、自問自答しよう。

「それ、試した?」
「1回、相手に聞いてみた?」

と。

失うものは何もない。

そんなことに気付いた月曜の朝でした。

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