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映画 グロテスク 感想

本記事は、【2023.7.8】にシティヘブンネットの写メ日記に掲載された「グロテスク」のネタバレ感想または考察を再掲したものです。

公開日:2022年/82分/日本
監督:永江二朗
脚本:宮本武史
出演:恒松祐里

エッチなシーンもあるよ

以下はいきなりネタバレに触れますので、大丈夫な方のみお進みください。

個人的にはネタバレを知っても知らなくても、楽しめはする映画ですが、知らずに見た方が感動は深いと思います。

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まず、グロいというよりは、泣ける映画のジャンルかなと思います。
個人的に泣けるポイントは

⚫︎低予算での苦肉のゴア
⚫︎それでも絶対にオンスクリーンで撮りたいシーンは確実に撮ります
⚫︎ニッチな欲望への、愛ある眼差し
⚫︎感動した!

白石監督の映画は、広義の人間愛がとても強いため見ていて勇気が出るものが多いです。
「オカルト」でも思ったのですが、自分と違う人間を、どこまでも興味深く寄り添って観察しチャーミングに描くまなざしに泣けます。泣きました。感動した。

この映画の主人公は、捕まってしまう2人の若者ではなく、謎の医師なんだなあ、というのがわかってくるのは中盤の白い病室に移ってから。

数分前のシーンでは拷問を重ねた謎の医師は、ぼそぼそと申し訳なかった旨を伝えたり、2人をすごく丁寧に介抱し快方に向かうよう献身します。韻を踏んでる場合じゃないよ。

こいつら助からないと、直感でわかるシーン

「ここを出たらさ」とか話し出す笑顔のシーンを見ると、「もう絶対に無事では帰れないんだな」と思うようになってしまいました。戦争が終わったら俺結婚するんだ、です。
そのあと無事に拷問シーンに戻るのですが、そこでは既に謎の医師の目的がわかっているため「おお、そうだよな、そう、感動が足りなかったんだよな、もっと欲しくなっちゃったんだよな、わかるよ」という気持ちになっていました。

で、最高なのはエンディングの墓参りのシーンです。
どうやらセル版のみ墓参りがついているようなのですが、この映画は墓参りがないと絶対にダメなので、是非セル版で見て欲しいです。

「感動のために人間を拷問しまくる」というのは、血の出る映画ファンが普段していることでもあるため、彼がひどい言葉を言われたあと、それと向き合い次の日をまた生きていくというカットにとても泣けました。うんうん。そうやって前に進めばいいんだよ。


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みんな、もうダイナソー・ファイターはみたかな?素手で恐竜倒す、インディペンデントカンフーSF映画だよ🦕🦕🦕

最後まで読んでくれてありがとう。これからも、
Suzuka🎬映画💪筋トレの映画日記をご照覧ください。

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