見出し画像

上京10年。

先日、上京して10年を迎えました。
過ぎてみれば早い…?
確かに、今(10年を過ぎて数ヶ月経過)は
そう思える部分もある。
でも、やはり楽なものではなかったです。

まず、10年前、上京した時に
決めていたことがあります。

それは『10年計画』として、
もし10年後にクリア出来ていなければ
東京での生活を卒業すること。

①お給料(収入)が上がること
②希望部署に居ること
③カツカツの生活をしていないこと
④結婚or同棲をしていること

馬鹿げた目標と思われると思いますが
当時23歳結婚願望有りの
一般女性のわたしが
真面目に決めたことです。

※カツカツでも努力して10年頑張れたらもうそれはそれで十分!それ以上やり続ける必要はない。10年という年月を誇りに思おう、と決めていた。

社会人2年目でとても薄給でした。
1人暮らしなんて出来ないよ!と
言われる程。ましてや東京。

転勤条件として、
月々のお家賃は50%会社持ち、
契約は法人にすることで
敷金礼金や更新料等は
会社に負担してもらう約束でした←

"でした"と言うことは、
その約束は呆気なく破られたことを
お察しください♡
この話は、また別の記事にします(^^)

超社畜的転勤物語は
乞うご期待♬

そんな状況で始まったので
経済的にはとても厳しかったです。

でも、社会人として
前向きに希望を持ち
真面目に働いていたので
きっと10年後には
キツキツ生活から脱する!と
信じていました。

職場は銀座だったので
お昼代が高く
毎日お弁当持参でした。
(わたしが転勤した年に、
社食が廃止になったw)

お弁当って言っても
休日に炊けるだけ炊いたごはんを
握っておいて、冷凍したものを
毎朝2つと、スープジャーに
野菜スープか、お味噌汁を
入れただけのもの。

スーパーでのお買い物は
1000円以下。
1つ1つの値段は全て100円以下の
二桁価格。
2023年の今ならもう実現不可能です。
でも、OKストアが出来たので
290円弁当が買えるようになりましたね、
銀座で。笑

当時はまだユニクロやH&Mが
なかったと思います…
高級な街でした。
そして若い人は居ない街でした。

上司に
貴方みたいに若者の雑誌から
出てきたみたいな服装の人は、いないから
みんなが貴方のことを白い目で見てるww と
嘲笑われたのが懐かしい。

だから、いま、銀座に行くと
ちょっと淋しい気持ちになります。

やっとわたしの年齢が
あの時の銀座に近付いたのに、
今は激安が沢山ある銀座に
変わってしまったから。

当時、寄り道するところもない!
買えるものもない!
なんなら、周りの目が冷たくて
ウィンドウショッピングさえも
わたしには許されない!
と思っていた、あの銀座が。

今や、
別に最寄り駅で買えるから行く必要のない
お店で溢れているwww

10年後は、背伸びしなくても
普通に馴染めるようになっているだろう…と
憧れていたのに、まさかの追い抜いた感。笑

何が進化で、何が後退か、
世の中も分からないものですね。
(未曾有のコロナもありました)

2020.04.25 空っぽの銀座



わたしの10年後は…
あの10年計画は全てクリアせず。

正直なはなし。
(ここからは、誰にも話したことのない話)
役職が上がっても何故か給料が変わらず、
社会保障が上がるから収入は減り続け。
知らぬ間に住宅手当も外されて、
マンションの更新費も自分持ちになり、
(勝手に法人契約外されてた)
会社が傾いて、給料日が変更されたことも
年に何回もあり…爆笑

出張経費も全然精算してくれず
永遠に建て替えたり。

本当に困窮しました\(^o^)/

定期券が買えなくて、
自転車で通勤したこともあります。
冬がとてもキツかった。
片道1時間自転車、往復2時間。
その間に、職質されたことも何回もある。

知り合いの仕事のお手伝いをさせてもらって小銭を稼いだこともあります(´;ω;`)
時間をお金に変えるしかない日々…

何故か社畜を続けるために
とんでもない努力をしました。
そんな10年間でした。

10年計画はクリア出来ませんでした。
何一つ。

十分頑張ったよ!と労いの言葉を
自分にかけつつ、
心の中では、凄く悔しくて、悲しくて…
同時に虚しくて…
自信を付けたつもりでも、
自信を失いました。

(10年も生きてたのに、
収入も上がらないし、
結婚も出来なかった。
何も状況を変えられなかった)

それが本音です。

努力の方向が間違っていたと言えば
それも理解出来ます。
でも、目標を持っていたから
耐えられただけ。
でも、何も得られなかった、
欲しかったものを得られなかった。

世の中には成功体験しか残りません。
だから、頑張れる人が居るのも確か。
でも、成功してる人より
そうじゃない人の方が多くて、
それが現実ということを記しておきます。

わたしが上京を希望し、決めた理由は
実家に居場所がなかった為に
元々、進学や就職を理由に
地元を離れたい意向がずっとあったこと。
(尽く反対されて実現出来ず)

地元で就職したけれど、
後々就きたいポジションがあり、
その部署が東京本社にしかなかった為、
結果的に東京への転勤を決めました。

今の若い人達は
上京したい!とか思う人居るのかな。
悟り世代、Z世代…
あんまり無茶しない、
現実思考が強いイメージ。

ちなみに、わたしの同世代で
同じ地元から上京した人達の
10年後は。

男性はみんな、地元に戻りました!
結構早かった。男性の方が引くのが早い。
長くて2年とかで地元に戻って行きました。
早い人は2か月位!
男子は友情と地元愛が強い気がする。

女性は、東京に残っている
独身者はいません。
みんな結婚をして、子どもを産んで
拠点は東京です。
結婚を機に、神奈川や埼玉に
引っ越す場合がほとんどだけど。

これがわたしの上京10年です。
10年区切りで未来を設計するのは
今の時代には合わないかもしれないですね。

皆さんは、何年スパンで
未来の計画を立てますか?
軌道修正の仕方も含めて
気になります。
立てない人もいると思うし。

人生って本当に色々です。




































この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?