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1万円選書で読んだ本(1冊目)

1年前に応募した、1万円選書に当選したのです。

生きてれば良いこともあるもんだなぁ。
メールでもらったいわた社長からのメッセージを何度も読み返す。

せっかく選書してもらった本をそのまま読みっぱなしにするのは勿体無い。
選んでもらった本を味わい尽くすぞ!
と言うことで、読んだ本の感想を少しずつnoteに書いていこうと思います。

1冊目
『黄色いマンション 黒い猫』小泉今日子

わたしはエッセイが結構好きです。
小学生の頃読んださくらももこのエッセイは、
文字だけなのに大爆笑、漫画じゃなくて文字だけでこんなに笑えるものかと
本当に驚いた。それから今までいろんな人のエッセイを少しずつ読んできた。

この本は、あの、なんてったってアイドルの小泉今日子こと「キョンキョン」のエッセイ。
キョンキョンがアイドルになる前から現在に至るまでのお話が色々書いてある。キョンキョンの若い頃は、日本の景気も右肩あがりで日本という国の活気を、本を読むだけでも感じ取れる。キョンキョンの青春時代、原宿の風景、想像するだけでワクワク、楽しそう。

一方で、若者の繊細さや人生の儚さも要所々々で書かれている。

知人の死に直面したキョンキョンの思いが描かれた「リッチくんとバレンタイン」や「彼女はどうだったんだろう?」は、読後もわたしの心に特に印象に残った話です。人間の生死は自分が思っているよりずっと隣り合わせにあるものなんだろう。普段流されるままに生活していると考えないけど、このエッセイを読んで、「あ、、」と心と頭を少し立ち止まらせてくれるような話だった。

色んな人と出会い別れていくこと、歳をとっていく家族との関わり方、
人ってこうやって歳をとっていくんだろうなぁ。

人生を前向きに、自分と自分の大切にしたい人を大切に
時間を使わなければ。


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