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パニック障害2

私が初めてパニック発作を起こしたのはもう30年も前の話です。
当時パニック障害と言う病名は確立していなかったように思います。
私も不安神経症と診断されて、心気症との境界が曖昧でした。
しかし激しいパニック発作と広場恐怖(特定の条件で起きやすい)があり、不安神経症特有の症状である、「これから何か悪いことが起きるのではないか」と言う妄想はありませんでした。
初めての発作の恐怖が強すぎて、日々を平穏に過ごす事が困難になってきました。
日常のルーティンは小さな子供達がいるので必死でこなしていくのですが、最初の発作と同じシチュエーションが駄目になりました。
乗り物での移動(自分が運転する車は大丈夫でした)閉所、トイレにすぐに行けない場所などです。
外出先では頻尿がひどくなり、トイレの事以外は考えられない状態でした。
子供と一緒にお呼ばれした、誕生パーティーでは10回以上トイレをお借りして、膀胱炎だと嘘をついていました。
バスで移動する幼稚園の遠足などはすべて母に頼みました。
そして突然おきるパニック発作。
体重が10kgも落ちどんどん痩せていきます。
辛さは限界に達して診療内科を受診しました。


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