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LAST WEEK REMIND~ヴォルテックス2057~

LAST WEEK REMIND
~ヴォルテックス2057~

1/14-20の振り返り

☆は4点満点

【映画】
・サンシャイン2057(2007)
☆☆:瀕死の状態にある太陽を生き返らせるために、マンハッタン島大の核爆弾を積んだ宇宙船イカロスII号が太陽へと向かう。世界各国から集められたであろう多様なクルーたちがテキパキと自分の仕事を進める。だが太陽目前の水星付近で彼らの前にミッションに挑戦し、連絡が途絶えたイカロスI号を発見する。結末へと向かうにつれてボルテージは上がっていくし映像もぶっ飛んでいくが、アレックス・ガーランドの頭脳派な脚本とダニー・ボイルによるスタイリッシュ全開演出の間で映画がきしみ始める。それを前にすると優秀なキャスト演じるキャラクターたちも単なる記号と化す。あまりにバカげた状況なのにシリアスに全振りしてるのも難。まあガーランドが「エクス・マキナ」「アナイアレイション」「MEN」で自分のやりたいことを自分で監督できるようになって良かったなと思います。

・VORTEX/ヴォルテックス(2022)
判定不能:上映最終日。朝の10時開始。上映時間2時間22分。監督はギャスパー・ノエ。主人公は心臓病を患う夫と認知症の妻の老夫婦。2画面に分割された実験的なアプローチ。編集も独特なリズム。長回しはまるでドキュメンタリーのよう。気づいたら目を閉じていた。目を開けるとFINの文字。もう一度挑戦しようにもこの回が最後。仕方なく家に帰る。ごめんね、ギャスパー。

・雪山の絆(2023)
☆☆☆:1972年、アンデス山脈の雪山に消えたラグビーチームを乗せた飛行機。凍てつくような寒さと底を尽きる食料、いつ崩れるか分からない雪崩の中、72日間をサバイバルした乗客たちの物語は世界を驚かせ、これまで何度も語られてきたが、今作はこれまででベスト級の作品になっている。監督J・A・バヨナは乗客たちの信仰心を繊細に忍ばせながら、それが彼らの勇気や迷い、苦しみ、絆を反射させる様を見せていく。苛酷なサバイバル生活を再現させたメイクアップや視覚効果、音響も素晴らしい。たまにテレンス・マリックのような人間の葛藤を映し出す撮影も息を呑む。生き残った者と亡くなった者、両者が持つ物語に敬意を示したストーリーにしみじみとする。

【TV】
・春になったら 第1話
・スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー 第1シーズン第6話
・シッツ・クリーク 第6シーズン第12話
・一流シェフのファミリーレストラン 第2シーズン最終話

【おまけ】
・今週のベスト・ラヴィット!
ゲームブレイカー小田

重ね手叩きで机を蹴っ飛ばした小田ちゃん

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