見出し画像

古都にて

石庭に白波立ちて素風かな

炎より生まれしすえ石榴ざくろ盛る

待恋の歌碑ひつそりと貴船菊

色なき風(いろなきかぜ )三秋
【子季語】風の色、素風
【解説】秋の風のこと。「色なき」とは、花やかな色や、艶のないこと。久我太政大臣雅実の「物思へば色なき風もなかりけり身にしむ秋の心ならひに」の歌にもとづく。

『きごさい歳時記』より抜粋
太字は引用者による

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?