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主従関係6 --配役と呼び方

 こんにちは、乙訓野添です。悪事がバレると居心地悪いもんですね。まぁ、2〜3日もしたらなれるでしょうけど。

 さて、SMカップルを「主従関係」と呼ぶのが一般的になっている昨今ですが、従者と呼ばれるM女性は彼氏を「ご主人様」と呼ぶのが一般的な様です。その他にも、主様とか、飼い主とか、所有者とか、中には帝王なんて呼んでる人もいましたが、まぁ、面倒なんでここでは「ご主人様」で統一します。

 気になったのは、Xへのポストなど、文章で書く際は「ご主人様」でも構わないと思うのですが、実際に会った時やプレイする時も「ご主人様」と呼びかけているのかどうか、という事でした。
 答えは、大体の人が「ご主人様」と呼んでいる様です。そもそも主従関係は、ロールプレイの一つなのですが、配役名があだ名になって、普段使いする様になった感じでしょうか。そこまで思い入れれるのは、それはそれで良いなとは感じます。
 じゃぁ、逆に「ご主人様」と呼びかけられる彼氏の方は、彼女に対して「従者」とか「奴隷」とか呼びかけてるのかと思ったら、そんな事はなくて、名前を呼び捨てている様です。まぁ、飼い猫に「ねこ!」と呼んだりしないのと同じですね。

 さてさて、ここまでは、参考に収集した情報なのですが、自分はというと、「ご主人様」と呼ばれた事は一度もありません。というのも、そういうロールプレイが苦手だからです。そもそも「ご主人様」なんて用語が使われだしたのは、メイド喫茶が由来だと思うのですが、「お帰りなさいませ、ご主人様」とか言われと背筋がゾッとするタイプなので、苦手なんだと思います。「先生と、言われるほどの馬鹿でなし」って感じで、その器にないのに、「ご主人様」とは言われたくないのでしょう。

 ただ、「ご主人様」とか呼ばれなかったからといって、「ご主人様」と呼ばれてる人らがやってきた事をやってなかった、という事ではありません。むしろ、よくやってました。主従なんて言葉は、自分から言わせれば、後付けの設定みたいなもので、やってる事は昔も今も変わりがないのです。

 ただ、そもそもロールプレイだったものが、生き様に感じてしまう人も増えたのが、昨今の特徴なのかもしれません。まぁ、独身同士ならそれでも良いのでしょうが、既婚だと、大丈夫?と思える人も散見します。他人のやる事ですから意見はしませんが、危なっかしいなぁ、といつも見ています。
 こうした「生涯忠誠」的な感情って、仕事であれ趣味であれ、のめり込んだ時に生じる普遍的な感覚だと思うんですよね。自分もかつて、サバゲーに命賭けてた時代がありました。バイクの方でも「No Bike, No Life」って人、結構いますしね。情熱的なのは大いに結構なのですが、くれぐれも「大事なのはそこじゃないぞ」というのを忘れないで欲しいものです。

 とはいえ、じゃぁ「ご主人様」と呼ばれるのがそんなに嫌なんか、と問い詰められれば、嫌じゃない自分もいます。その機会が乏しかったから、聞き慣れないだけで、実は結構好きなのかもしれません。次にお付き合いする機会に恵まれれば、その時のお相手は主従時代の方でしょうから、ぜひ形から入っていきたいと思っています。「ご主人様」と呼ばれているうちに、「ご主人様」になれるかもしれません。
 まぁ、最初から「ご主人様」でないと、従者さんはついていかないとも思うのですが。

 今回のnoteはここまで。ちなみに、wikiでは主従関係は相変わらずロールプレイにカテゴライズされています。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。スキやコメント頂けると励みになります。


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