見出し画像

熊野古道中辺路 2日目

2024年3月24日(日)

朝から雨
6:00に起き荷物をまとめテントを撤収する。
雨で重くなったテントを詰めていざ出発。

歩き始めたすぐ先に、キャンプ禁止、火気厳禁の看板が…
しまった。ここでテント張っちゃいけなかったのか〜。とは言えもう後の祭り。
気を取り直し進んで行く事に。

昨日の雨で靴の中はびしょ濡れ状態。一晩経っても乾くはずがない。
靴下は乾いた物に履き替えたが、そのうちびしょ濡れになるだろう。マメが出来ないよう気をつけなきゃ。

まず最初に近露王子跡に向かう。

川を渡ったすぐ左側が近露王子跡

境内は昨日からの雨で水溜りがあちこちにできていた。
スタンプを押し6:50出発する。
近露の街の中を歩きながらゆっくり上り坂を上がって行く。

楠山坂登り口の所でゲストハウス豊舟の女性に声をかけられ、道が違うことを教えていただく。
外に休憩所もあったので、荷物を下ろし自販機のジュースを買ってここで朝食を取る事にした。

ゲストハウス豊舟前にある休憩所 綺麗なトイレもたくさんあった

7:14休憩を終え出発する。
10分程度坂を登って行くと小さな集落についた。
ここからは坂道もキツくなく尾根沿いの道をゆっくり登って行く感じだ。

7:36比曽原王子跡通過
7:51継桜王子通過
とがの木茶屋 まだ開いていなかった

比曽原王子跡、継桜王子と通過しどんどん進んでいく。
この辺り晴れていると見晴らしが良いのだろうが、雲に覆われ景色は全く楽しめない。

8:10中川王子跡通過
8:35小広王子跡通過

山道に入り小川を渡った所に東屋があったので荷物を下ろし休憩する。
ここからしばらく山道になるので、行動食をとり濡れた靴下を絞りゆっくり休む。
休憩している間に2組のハイカー(巡礼者?)に先を越される。

川沿いにある休憩所

8:41東屋を出発する。
ここからは山道を登って行く。
休憩中に追い越された2組のハイカーが道を迷っていた。
次のポイントが熊瀬川王子であることを標識で教え先に進み道を案内する。
登り始めたら、元気な二人にすぐ先を譲り9:00熊瀬川王子跡に着く

熊瀬川王子跡

9:12草鞋峠に到着。ここから下りだ。
雨で滑るので気をつけながらゆっくり下って行く。

9:24迂回路の入り口に到着

9:24迂回路の入り口に到着。
迂回路は完全に山道だが、迂回路とはいえ道は整備されとても歩きやすい。
雨が降っていなければ最高の山歩きになっていたのだが、、、

木橋を渡り整備された山道を歩く

10:45蛇形地蔵に到着。
スタンプを押して? あれ、スタンプがない。
周辺を探しても見つからなかったのでスタンプは諦める。

蛇形地蔵
10:56湯川王子通過
11:25三越峠通過

三越峠から次のスタンプポイントの猪鼻王子までは一気に下って行く。
12:26猪鼻王子に到着。スタンプを押し発心門王子に向かう。

猪鼻王子のスタンプ台 水たまりを避け置き石の上に乗りスタンプを押す

12:50山道が急に開け舗装された道に出た。ここは発心門王子跡だ。

発心門王子のスタンプ台

スタンプを押し発心門王子バス停に向かう。
恐らく休憩所があるはずだ。

13:06発心門王子バス停の横にある休憩所に到着する。
荷物を下ろし、先に休憩していたお姉様方と話をしていたら、昨日出会った山伏衣装の巡礼者と京都から来たという男性に出会う。
二人はこの後伏拝王子横の茶屋で休憩するとの事で先に出て行った。

先に休憩していたお姉様方は、本宮大社から歩いてきたがもう限界なので、ここからバスで紀伊田辺まで出て電車に乗って大阪に帰るとのことだ。
装備はしっかりしていたが、体力までは準備できていなかったようだ。
観光雑誌やルルブで見たら、本宮大社から近露までは楽に行けそうだったのに。とぼやいていた。

13:20発心門王子バス停横の休憩所を出発する。
そろそろ今晩の宿の手配をしないといけないと思いながら携帯を見ると、まだ電波の入りが悪い。
13:40水呑王子跡に到着。スタンプを押してまた山道に入る。

水呑王子跡のスタンプ台

20分ばかり歩くと集落に出た。この辺りなら携帯の電波も安定しているので今日予定していたキャンプ用に電話してみた。
キャンプ場のテント場は雨が溜まっているそうなので、熊野本宮大社辺りの宿を探す事にした。

Google mapで最初に見つけたのは「くまのバックパッカーズ」。
名前が気に入り電話したが誰も出ない。
次は、「ゲストハウス結」3コールで出てくれた。
雨でさっきキャンセルがあったので一部屋空いています。との事。
思わず「良かった」と言った後に、「すみません、宿からするとキャンセルは良くないですよね。私が嬉しくてついつい失言でした」と謝り17時頃までに着かないようなら再度連絡することを伝える。
宿が確保できたのでなんだか足取りも軽くなった。

集落の中の道を歩いていると、14:10伏拝茶屋に着く。

伏拝茶屋 天気良ければ休憩していたかったが、雨具を外すのが億劫で素通りした

茶屋では先ほど別れた山伏衣装の男性と京都から来たという男性が休憩していた。
手を振り挨拶し伏拝王子のスタンプを押し次に向かう。

14:30三軒茶屋跡 小辺路との合流地点

14:30三軒茶屋跡に到着。小辺路との合流地点だ。
ここから熊野本宮大社までは2.1Kmなので、後30分くらいで行けそうだ。
ゆるい坂を登り山道に入る。
途中で左の道に入り展望台を目指す。
雨で見晴らしが悪いことはわかっているが、それでも行って見てみたい。

左に行くと大鳥居が見える展望台に行ける

14:54展望台に到着。
雲の向こうに微かに大鳥居が見える。
カメラに映るか心配だが、とりあえず撮影する。

雲の中にかすかに見える大鳥居

14:55展望台を後に熊野本宮大社に向け山道を下って行く。
15:13祓殿王子跡到着。熊野本宮大社の境内に入ったようだ。
スタンプを押し本殿に向かう。

祓殿王子跡のスタンプ台
世界遺産20周年記念の黄金の鳥居が立つ八咫烏ポスト

八咫烏ポストの横を通り本殿に向かう。
本殿でこの旅の無事を祈願し境内をしばらく散歩する。

熊野三山の八咫烏についての由来

記念のお土産を探したが、荷物を下ろすのが面倒で世界遺産20周年のバッチとステッカーを購入し熊野本宮大社を後にする。
この先宿までは10分もあれば行けるだろう。
素泊まりのみとの事だったので、門前の商店で夕食を購入し宿に向かう。

15:48本日の宿に到着する。
宿の女将に挨拶をし、部屋に上がる前にカッパを外の洗濯物干し場に吊るし、靴下を絞り足を拭いてから受付を済ます。
本日最初の到着だったようで、すぐに風呂に入れるとの事なので、雨で冷えた体を湯船でゆったり温めさせていただいた。

その後夕食をとりながら明日予定していた小口のキャンプ場に電話してみたら、予想通り連日の雨でテントサイトは水溜りになっていてテントは張れないとの事。
小口の町にある宿にも電話して見たがどこも予約でいっぱいだった。

小雲取越のルートは諦め、明日は新宮に泊まり、明後日熊野速玉大社にお参りする事にした。

本日の歩行距離:28.8Km(42,412歩)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?