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洋画 『ヒッチコックの映画術』 レビュー

私は君たちと楽しんでいるんだ。


感想


朗読に映像をつけたもの。
映画館で見るよりは、ひとりゆっくり見たい。できれば、脚本を片手に。

内容は本1冊分。上映時間も2時間と、本1冊を読むのにかかる時間(アマゾン調べ。本を読んでると下に出てくる所要時間を勝手に参考。しかも今読んでる本の所要時間)と大体同じ。

昔見た「ヒッチコック」という映画を思い出しました。アンソニーホプキンス(ハンニバル・レクターの方)がでてるっていう理由で見た気が。スカヨハが例のシャワーシーンに挑戦した!と記事になっていた作品ですね。

もう一回、じっくり見たくなる映画。
系統としてはダリランドと同じだったと思われる。
天才の姿を描く的な方向では。いや、今作のほうはヒッチコックの脳内をのぞき見た感じになるのかしら?

今作は小説なんかでよく見る「三島由紀夫の小説読本(文章読本)」みたいな本を映像付きにした感じでした。
実に興味深くて、映像作品としては少し物足りない映画でした。
この調子でいろんな文豪や監督の読本を映像化して販売してほしいです。
映画公開ではないのは、家でじっくり見たい系の作品だから。NHKとかで放送されてもなんの違和感もない仕上がりだったと、私は感じておりますm(_ _)m
そして何より、本より理解できそう。

ヒッチコックが現代の私たちに問いかける演出も良かったです。
これが独特の作りであった今作の世界観へ、没入させてくれる演出だったのでしょう。そういう手法ありましたよね。それが効いていた感じ。

なにが良いって、俳優さんとはいえ、あの味のある喋り方で、本人に扮して喋ってくれるところよね。
英語なので、何を言ってるのかは分からないんだけど。
しかも、脚本も本人に扮して書かれているので。ヒッチコックが喋っている感がとても心地よい。本人の喋りは知らんけど。
あと、映像も楽しい。
映像作品なので映像も必要っていうわけですが、映画の切り抜きだけではなく、なにかしらの演出があったり、それがまた意味深だったり。

まあ、途中で寝落ちしましたけどね。少しだけ。
朝一じゃなくてもダメだったー。(ちょっと予想はしてた。寝たのが遅くてね?)

それもあってか、かえって早々リピートしたくなった映画でした。
一人でくつろいだ状態でもう一度見たいんだよ。
・・・DVD発売はいつ?
(脚本もつけてほしい。本にして。読み物にしてって意味です。伝わりますか? うまい表現が思い当たらん!)


PICK UP 『胸の時計』


パンフレットのヒッチコックは、胸元から時計を出していますが、これ、ピースメーカーを表現している模様。
映画を見た方は分かると思いますが。

映像や画で表現するユニークさってこういうところよね。

と、勝手に感慨深くなっていました。
こんな発想が欲しい。

正直、ヒッチコックの映画って見たことないんです。
ヒッチコックとサイコのドラマ版くらいしかなく、どちらもヒッチコックが手掛けたものではないんですけど。
タイトルは聞いたことがあったりはしたんですが。最近北北西の~は、漫画で似たようなタイトルがあったよね。あれも読みたいと思っているんだけど。

今回映画を見て、何作品か気になる作品があったので、これを機に探してみようかなと思います。
ただ、どの作品かがわからない。
モノクロだった気がせんでもないし。カラーだった気がせんでもない。
あらすじ見ながら探そうと思います。
アメプラにあれば良いね。それともDVD借りに行く? 久しぶりに。そっちの方が安いのかしら?
(PC手に入れて、DVDが見れるようになりました)

なんにしても、どの作品も好みっぽい笑
ただ、鳥だけは候補から外します。パニックはちょっと…気になりはするけど。


創作の手がかり


創作の心意気。
創作に対する意図。
手心。

映画と小説では異なる部分もあると思いますが、共通するのが、観客視点。

観客を驚かせたいから。

という思いで作られるトリック。



おわりに

完全に服装ミスったと思うほど、風の強い日でした。
去年はまだまだ暑かった覚えがあるけど、今年はもう風が冷たいですね。
日差しも弱まりましたね。
とても過ごしやすい。ですが、衣替えが億劫笑
勝手に忙しくしてる10月なので、時間(より体力)が足りなくて、困る。

座席的には、中央寄りに取ったんですが、もう1〜2列後ろで良かったかも。
最後列の端っこを取らなくなって思うのは、センターだからって見やすいわけではないよねってこと。
満員御礼な作品は、絶対端っことると思うけど。



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