見出し画像

ソロキャンプへ行こう! ~調理関係~

キャンプの楽しみといえば食事。カップラーメンでさえも一味違う。
でもまあ、まずは簡単なものから始めよう。

調理用品

ナイフ

薪を割ったり食材を切ったり食品パッケージを開けたりに使う。
逆にそういうことを行わないなら必要ない。
野菜や肉などは家であらかじめ切っておく、そういうのを使用しないメニューにするなどをすればよい。
パッケージなどを開けるだけならハサミの方が安全。

鉄板で焼いた肉を切ったり、つまみのチーズやサラミをスライスしたりとか、趣味アイテム寄り。
そういう用途に使うならナイフよりペティナイフなどの小型包丁で充分。
これなら100均で買えるし。
とはいっても。ナイフで切ることに意義があるのがキャンパーでもある。

薪割りに使う場合、強い衝撃がかかるので、小さい細いナイフでは折れたり曲がる可能性がある。
また、折り畳みだと何かの拍子に刃が閉じたり、ヒンジ部が壊れる危険もある。
折り畳みではなく鞘に入れる「シースナイフ」で刃渡りは15cmくらいのものがいいだろう。

材質はステンレスで問題なし。超硬合金とかチタン合金セラミック複合材とかダマスカス鋼とかのカッコイイ系は慣れてからにしよう。
材質によっては砥石で砥げないものもある。鋼材が硬すぎて砥石の方が負けてしまうのだ。
こういうのはダイヤモンド砥石やダイヤモンドヤスリを使う。100均で買える。

巨大なサバイバルナイフは案外使いどころがない。

クッカー

15cmくらいの金属製容器。複数を重ね合わせて持ち運べたり、蓋がフライパンになっているなど、ひと昔前のアウトドアでは必須。
とはいえ、なきゃないでどうにかなる。
100均で買えたりする。
ステンレス、アルミ、チタン製のが主流。直火が基本なのでプラスチックは論外。陶器は重いし割れる危険があるので特別な理由がない限り使用することはまずない。

ステンレスは重いが丈夫で熱の回りもよい。熱の回りが良すぎるので、持ち手がアチチになるので革手袋やペンチなどが必須。

アルミは軽いし熱回りもいいが、ちょっとぶつけただけで凹んでしまったりする。少々の凹みや傷などかえって味になる!というのなら問題ない。

チタンはアルミよりさらに軽く丈夫。熱伝導性が悪いので、炊飯にはコツがいる。熱が回りにくいので、取っ手をじかに持っても平気。

ステンレス、アルミは家庭用調理器具と同じ特性なので、まずはこっちから始めるのがいいだろう。

メスティン

弁当箱くらいのアルミ製の四角い容器。ちょうど一人分の調理によい大きさで中に食材や調味料等を入れて持ち運ぶことも出来る。
中に入れる網やまな板など周辺グッズも豊富。もちろん食器としても使える。
「メスティンを使った料理」というだけで本が出るほど人気の器具。
これも100均で買えたりする。

水タンク

最近は電気が来ているサイトがあることも珍しくないが、サイトに水道があるキャンプ場はまずない。
カップ一杯の水を汲むために水場まで数十メートル歩くのはモノグサな現代人にはメンドクサイだろう。
水を汲んでおくためのタンクを用意しよう。
ソロなら2~3リットルで充分だし一晩くらいなら水が痛むこともない。
折り畳み式ジャグや、丸めておけるプラ袋など種類はいろいろある。
これも100均で買える。

小型調理器具

ソロ用に小型化した調理器具というのもメーカーから発売されている。
100均には直径15cmのフライパンとか一人用鍋とかソロキャンプにはうってつけの調理器具がある。
こういうものを揃えて持っていくのもいいだろう。
クッカーの蓋兼フライパンではチャーハンを振り回すのは無理だが、20cm級の中華鍋ならギリいけるだろう。
クッカーに比べて重ねておくとかはやりにくく、嵩張りやすく重いのが難点。
フライパンなどはコンパクトにするためハンドルを切り取り、現地調達した枝などを差し込むように改造した事例もある。
100均アイテムなら遠慮なく改造したり使いつぶすのも出来る。

まな板

野菜や総菜、チーズやパンなどを切るのに使うが、料理内容によっては必要ない。
皿で切ったり、あらかじめ自宅で切っておくなりすれば出番はない。
牛乳パックを切り開いて使うのもいい。
折り畳み式やコンパクトタイプ、使い捨てなどが100均で買える。

アルミ鍋

100均で買えるアルミホイルの鍋。パスタや蕎麦うどんなど麺類や雑炊など軽く煮るものだけでなく、ちょっと焼く、炒めるくらいならフライパン代わりにもなる。
この中に食材を詰めていって、そのまま火にかけることもできる。
鍋やしゃぶしゃぶなどならこれで充分。
そのまま食器にもなるし、軽いし、多少変形しても手で直せるし、帰りは捨ててこれるという手軽さは捨てがたい。
見た目がいまいちではあるが。

食器

フライパンから直接、素手で食べてもいいが、全部そういうわけにもいかない。
多少の食器は揃えよう。

カトラリー

箸、フォーク、スプーンなど。
金属製の組み立て式箸や、アウトドア用のフォーク&スプーンセットなどがあるが、ぶっちゃけ自己満足が大きい。
コンビニでもらえるスプーンや割り箸でも全然問題ない。
100均で木製のスプーンなどを束で売っている。これにして使う端から焚き火に放り込んでもいい。

カップ

飲み物のためのマグカップなど。
これも自己満足。木製やチタン製のマグカップとかもあるが、本人が使いたいと思うものでよし。
普段自宅で使っているものを持って行ってもいいし、紙カップにして使う端から焚き火に放り込んでもいい。
ワインやスコッチをクリスタルグラスで。冷やしたビールを保冷マグで。
自分が満足できればいいのだ。ソロキャンプなんだから。

皿、椀

料理を入れる器。
これも自己満足。木製プレートやセラミック、プラスチック。本人が使いたいと思うものでよし。
普段自宅で使っているものを持って行ってもいいし、紙皿にして使う端から焚き火に放り込んでもいい。
自分が満足できればいいのだ。ソロキャンプなんだから。

洗浄用品

タワシ、洗剤などだが、キャンプ地では合成、天然に限らず洗剤使用禁止のところも少なくない。
固形物は別として排水は地面浸透や川に流しちゃうことが多いからだ。
重曹なども除草作用があるのでダメ。
キッチンペーパーで拭いて、自宅で改めて洗うなどが一般的。
あるいは灰や砂などをふりかけ、タワシでこすってから水ですすぐという方法もある。
砂漠など水が貴重な地域では砂で洗うのが一般的だ。


調理器具、食器は安く上げようと思えばいくらでも安くできるし、凝ることもいくらでもできる。
100均なら使い捨てを束で売っているし、普段自宅で使っているものを持って行ってもいい。
逆にキャンプでも使える品を普段使いする人も少なくない。
最初はカップラーメンやレトルト、常温保存アルミ鍋食品などで済ませれば、お湯を沸かせるケトルや鍋だけでもなんとかなる。
「調理」という行為がしたくなったら揃えていけばいい。


ソロキャンプへ行こう! ~照明~へ続く!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?