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INTJ 私の口ぐせ その①

■口ぐせには「ヒトとナリ」が表れる

人が無意識に発してしまう口ぐせや言い回しには、物事の捉え方、考え方が如実に表れます。そして、それを繰り返し発するほどに、それは益々強化され、個人のヒトとナリ、独特なニュアンスとか佇まいといったものを形成し身に纏ってゆくようになります。

ということで、16タイプ性格診断のINTJを自認している私がよく使う言葉から、INTJの特徴的な思考パターンや価値観がどのように反映されているか、私なりの見解ではありますが以下に述べてゆきたいと思います。

■INTJの私の口ぐせ3選                                                  

その① そもそも~                          

ネットの辞書で「そもそも」の意味を調べました。漢字で「抑」と書いて、「そもそも」と読むことを初めて知りました。勉強になります。意味は、「最初、発端」、類義語には、「元来、もともと、本来」とあります。
            
仕事中、質問や判断を求められる際によく発します。質問の経緯を尋ねても、状況が絡み合って話の論点がずれてしまっている、問題の本質が見えない、そんなとき、「そもそも、これって✕✕ていうことだよね。」と問題の始まりに立ち返り、一旦整理する用途として「そもそも」を使います。コトの始まり、原因まで遡り、問題全体を把握する意図が有ります。あと、裏目的で「そもそも」を用いることで「ちゃんと順序だてて説明してくれる?」を婉曲して使っているのだと思います。                      

その② ~するのが筋だよね                         

物事の因果関係、根拠とか、原因・結果を考えてしまいます。問題の主体にあたる人物は誰か、責任主体はどこにあるのか、そこがずれないようピンで押さえておく、そんな感じです。また、INTJの補助機能は外向的思考(以下Te)なので「筋が通っていること」「理に適っていること」が、考えを進めるうえで結構、重要です。部屋の片付けと同じで、考える過程で、頭のなかの無駄な情報を省き、物事を整理してゆきます。また、自分なりの結論がビジョンとして、「これってこうゆうことだろうな…。」と先に浮かんでいることが間々あります。これは、INTJの主機能である内向的直観(以下Ni)が働いているものだと思われます。そのときは、話の筋道を追うことで、その結論、ビジョンが果たして妥当なものであるのか、Niの精度をリサーチしてゆく意味合いもあります。このように、INTJの主機能であるNiの機能を補完する役割としてTeを用いていると言えます。                      

その③ 落としどころ、着地点                    

世の中の問題は、おおよそ明解な正解だったり、完璧な解決を得ることは難しかったりします。例えば、仕事で何かの齟齬が生じたとき、私はそこそこの結果を見出すべく両者の妥協点を探り当ててゆきます。完璧を追求するとその後の関係性が断たれてしまうことがあるため、完全(物事の正義、勝利)より完了(問題の落としどころ)に主眼を置きます。ですので、上記の他にも「良い塩梅で」「中とって」「痛み分け」なんて外向的感情強めな言葉も頻繁に使います。INTJの主機能のNiは、ビジョンが収束方向に向うため、時間もまた有限であり、物事は着地、帰結するものだという観念があるように感じます。故に、現実において、INTJは、無時間的な概念である絶対の理論や厳正さには固執せず、むしろ、時間を考慮に入れて前進、解決に向かわせることに主眼を置くことのほうが多いのではないでしょうか。

■INTJの思考の特徴 時間の概念と論理的思考                

①~③の口ぐせをまとめると、現在、未来、過去という時間の概念、経時的変化を勘定に入れて考えることがINTJの思考の1つの特徴かもしれません。また、物事の筋道や順序づけた思考(論理)を好む一方で、問題の解決や決着、区切りを望むせっかちさも有ります。物事を全体的に捉え、問題を提議したり自分なりに納得のいく解決を導き出したい、という欲求に駆られやすいです。
                                   とまあ、相変わらずの我田引水ぶりですが、これもひとつの個人的見解として捉えていただけると幸いです。まだ、いくつか思いついた口ぐせがあったので「その②」を直に挙げようと思います。                

以上、言い回しから垣間見るINTJの断片とその思考構造について探ってみました。お目通しをいただき有難うございました。




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