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世界標準の子育てを読んで

私の子供は3人。
すでに成人した子供もいるし、1番下の子供もだいぶ大きくなっています。でもあえて読んでみたかったこの本。
読みながら、自分の子育てが正解だったのか、不正解だったのかと、照会しているような気もしますが、正直、何が良かったとかではなく、少なくとも迷惑をかけたり人を傷つけるようなことをしないでいてくれたことだけは自信を持って「正解」と言えます。

この本を読み、1番感じたのは、「自分で考え、自分で答えを出させる事の重要性」を問うていること。
また、英語を話す事で国際感覚を持ち合わせているかというと、それは違うとハッキリ言い切っているのも気持ち良かったです。
実際、帰国子女と自分で言い切っている人の中で、ただ単に相手を傷つけるような言い方しかできない人、やたらと競争意識が強い人などは、ただ単に自分の意見でないと嫌という、我儘を通しているだけ。一緒にいると疲れてしまう、エネルギー泥棒は、国際感覚でも何でもありません。

子育てとは、親が寄り添い、そして見守り、子供自身の力で成長していく「過程」なんだと、この本を通じて切に感じました。正直、親になってからも子供の振る舞いを通じて自分が反省する事、ありませんか?それを見た時に「やめなさい」と言うのではなく、
「お母さんもそんな事しちゃってるのかもね。ちょっと自分が恥ずかしくなってきちゃった」
と言える親にならないとなと。

今、盛んに多様性を叫び、コンプライアンスに引っかかるかどうかをビクビクしながら生きている人は、今一度立ち止まり、この本を読む事をおススメしたいです。
子を持つ事に躊躇う人が多いですが、私は子供のいない生活は考えられないくらい、子供達が大好きです。子供には未知数の可能性があり、その子その子で1番好きなものを見つけるためには色んな経験が必要です。そのためには他者を認める、多様性を身につける必要があるでしょう。
そこで1番重要なのは、親である大人がまずそれを身につけているか…ではないでしょうか?



私はこの船津徹さんの著書をもっと読みたくなりました。

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