忍辱

六波羅蜜の1つ、忍辱。

これはどういう意味だろうと考えるありがたい機会がありました。

檀家さんのおばあちゃんが亡くなって、ご家族にお話しを聞くとおばあちゃんはよく言っていたそうです。
「普通の人が耐えられることは我慢と言わん、それ以上に辛いことを耐えるから、我慢と言うんだよ」って。

なんて立派な人だろうと思いました。私は1度大きな挫折をしたことがあります。死んでもいいとと思いました。
耐えることの難しさ、厳しさをありますが、身体が壊れる程耐えてはいけません。

忍辱とは、調べてみると苦難や侮辱から耐えるとありますが、もう少し調べると「自分と中の弱い部分をしっかりと見つめる」とありました。

あぁ、なるほどなと思います。私たちは、大きな病気や、大切な人の死など、どうして自分がこんな目にと思うことが時に訪れます。
そんな時に、優しい言葉をかけてくれる人がいても、あなたは病気じゃないから良いよね、とか。
そんな同情はいらない、とか。思ってしまいませんか。

そんな時こそ、エゴの塊になってはいけません。まさに、自分の弱いところを知る時です。
優しく声をかけてくれた人にも、心からありがとうと言えるようになりたい。

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