見出し画像

責任

自分に対する責任という言葉に敏感な人がいる。彼ら曰く自分は望んでこの世に存在しているわけではないそうだ。両親が勝手に愛し合い、この残酷な社会に無責任にも産み落とされてしまった被害者であると彼らは言うのである。なら、裁判で両親を訴えたらどうだと思う。今の法律にはそのようなものを扱うものはない。せいぜい、養育費に関することとかである。そうか、子供の教育費、その他もろもろのお金は、両親に課された罰金なのか。(つくづく、言葉や比喩は素晴らしいものである。そして厄介だ。)子は親を敬い、親は子を愛す。この伝統的価値観に疑いを持つ。一昔前は不道徳なことであったが、今はそうでもないらしい。自分で物事に問いを立てられるなんて、素晴らしいことであると私は思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?