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【社労士試験】一発合格できたのは○○したから

こんにちは、名古屋で社労士事務所を開業準備中のもちづきです🌸
来週から1週間、東京で事務指定講習があります!
初めて1週間も東京に泊まります。
前日に前乗りするので、その日の夕飯と最終日は何かおいしいもの食べようかな🍙と思ってます。
もちろん、講習も頑張ります!


さて、今日は

【社労士試験】一発合格できたのは○○したから

について投稿します。

結論、

「自分を甘やかしたから」

一発合格できました。

いやいや、何を言っているんだと。
合格率6%の国家試験なのに、そんな甘い考えで合格できるわけないじゃん、と思いますよね。

私ももちろんそう思っていました。

しかし、ある時から「自分を甘やかす」ことを大切にした結果、
2020年の初受験で合格することができたのです。

自分を甘やかすことがなぜ合格に繋がるのか。

それは、そのほうが

・結果、勉強に集中できるから
・長時間勉強することが辛くなくなるから

です。

これだけだとピンとこないと思いますので、
当時の私の実体験を基に説明していきます。

今日の文章はどうしても自分語りも多くなってしまうので、
苦手な方はここで読むのをストップしてくださいね。


皆さんご存じのとおり、社労士試験は超難関国家試験です。
しかも、年に1回しかありませんし、10科目全てで合格基準点を上回っていなければならない、という特徴があります。

ネット上の合格体験記を見てみても、

・2000時間勉強した
・仕事食事睡眠以外は全て勉強に費やした
・休みの日は12時間勉強した
・勉強に集中するために彼氏、彼女と別れた

などなど、

「そうだよね、ここまでしないと合格できないよね…」

と思う体験記やコラムが沢山あります。

当時、私もそう思っていました。
試験に合格するのと等価交換で、プライベートは犠牲にしなければならないのだと。

その結果、盛大に失敗したことが沢山あります。
以下、自分で決めたのに全く意味のなかった戦略具体例をご紹介します。
恥ずかしいですが、沢山あります。


■平日2時間は勉強する
・残業で疲れて2時間も勉強できない
・「できない」ではなく、「しない」と決めたのは自分のくせに自分で落ち来む
・2時間できても眠すぎて全然頭に入らず、「2時間勉強した自分」に満足する

■休日は12時間勉強する
・朝起きるのが遅かったらもう12時間は無理だと諦め、落ち込む
・平日の2時間勉強ができなかった分を休日で取り戻そうとすると「24時間」になってしまう週もあり、無理すぎて落ち込む
・平日と同じように「時間」に気を取られ、全く集中できない

■暗記の為に目的条文を紙に書いて、トイレに貼る
・書いて満足、貼って満足して終わる
・結局そんなに見ない

■食事の時もテキストを読む
・ご飯を美味しく感じられなくなる
・ご飯にもテキストにも集中できない

■いきなり過去問を解いてからテキストを読む(よくある勉強法を実践)
・当たり前に全く過去問が解けずに落ち込む
・全く言葉が分からないのに問題を解き、間違いばかりの自分の回答を見て苦痛を感じる
・過去問を解くのが嫌になり、次第に勉強することが嫌になる

■合格するまでは趣味は封印、テレビも配信も観ないと決める
・土日を自由に過ごしている家族をうらやましく思い、八つ当たりをするようになる
・楽しくネットフリックスを観ている母親につっかかり、結果喧嘩になり家の雰囲気が最悪になる


…今改めて見てもひどいなと思いますね…
メンヘラもいいところすぎます…自分で決めたのに…
恥ずかしい…

「いやいや、自分で難関試験に挑むって決めたんでしょ!?」

当時、頭の中でずっとこの声が響いていました。

わかっています。
自分が決めたこと。
自分が社労士試験に挑戦して、合格するって決めたんです。

でも、

残業で疲れてたら寝たいし!
休日だって寝たいし!
友達と遊びたいし!
ネットフリックスで韓国ドラマ観たいし!
推しに会いに行きたいし!
美味しいご飯だって食べたいのに!

「なんで私ばっかり!!」


…まるで自分が悲劇のヒロインかのように酔っていました。


もっと自分が頭が良かったら…
もっと残業がない職場だったら…
そもそも結婚していたら試験受けようなんて思わなかったかも…

色々考えた結果、一回勉強することをやめました。
もう試験受けるのやーめた!と。

平日も帰宅後はネットフリックスを観ながら寝て。
休日も映画館で映画を観て、好きな場所へ行って。
寝たい時に寝て、食べたい物を食べて。
推しのインスタライブをアーカイブじゃなくリアルタイムで観て。

今まで我慢していたことができて、嬉しかったです。
でも、心から楽しめませんでした。
なぜか。

それは

「社労士試験に合格したい」

という気持ちを捨てきれなかったから。

やっぱり勉強する生活に戻ろう。
そう決めました。

その時、今までの合格への戦略を見直しました。
我慢しすぎると自分は良くないことが分かったからです。
また、巷や合格者の合格法が自分には合わないものもあるとやっと気づきました。
先人の教えは素直にやってみることは忘れず、自分に合わなかったらやらない、参考にする部分だけは取り入れる方法に変えました。

結果、先ほどの具体例を以下のように変え、

自分を最大限甘やかしながら勉強に取り組むことにしました。


■平日2時間は勉強する
・残業で疲れて2時間も勉強できない
・「できない」ではなく、「しない」と決めたのは自分のくせに自分で落ち来む
・2時間できても眠すぎて全然頭に入らない。「2時間勉強した自分」に満足する。

・残業で疲れた時は無理しない
・「今週は過去問を解く週」と決めていても、無理そうなら「テキストを読む週」に臨機応変に変更する
・変更したら集中して取り組む
・「2時間勉強する」ことに意識を向けない。向けるのは「集中して勉強したか」


■休日は12時間勉強する
・朝起きるのが遅かったらもう12時間は無理だと諦め、落ち込む
・平日の2時間勉強ができなかった分を休日で取り戻そうとすると「24時間」になってしまう週があり、無理すぎて落ち込む
・平日と同じように「時間」に気を取られ、全く集中できない日が続く

・「集中」して勉強する、時間を意識しない
・適度に休憩を取る
・眠い時は寝る
・体調によって勉強内容を変更する


■暗記の為に目的条文を紙に書いて、トイレに貼る
・書いて満足、貼って満足して終わる
・結局そんなに見ない

・「書く」ことより「読む」ほうが自分は頭に残ることに気づいたため、「音読」してからトイレを出る


■食事の時もテキストを読む
・ご飯を美味しく感じられなくなる
・ご飯にもテキストにも集中できない

・ご飯は味わって食べる
・食事はリフレッシュの時間、その時は食事に集中する


■いきなり過去問を解いてからテキストを読む(よくある勉強法を実践)
・当たり前に全く過去問が解けずに落ち込む
・全く言葉が分からないのに問題を解き、間違いばかりの自分の回答を見て苦痛を感じる
・過去問を解くのが嫌になり、次第に勉強することが嫌になる

・初回はテキストをさらっと読み、過去問を解く方法に変える
・過去問を解けない、解答が✕のノートを見ると落ち込むので、初回の過去問は答えを見ながら解く
・ノートも〇にして、あたかも自分は正答ばかりだと脳に錯覚させる
・過去問2週目からは自力で解く
・間違っていた問題はテキストに戻って復習する
・その際はその部分だけでなく、前後周辺も読み込む


■合格するまでは趣味は封印、テレビも配信も観ないと決める
・土日を自由に過ごしている家族をうらやましく思い、八つ当たりをするようになる
・楽しくネットフリックスを観ている母親につっかかり、結果喧嘩になり家の雰囲気が最悪になる

・我慢せず、観たい作品は観る
・ただし、観続けるのではなく、1話だけにする
・1話観たら勉強に戻り、区切りの良いところでまた観たい気持ちがあったら観る


「自分を甘やかす」

というのは、

勉強しなくてもいい
努力しない
好きなことだけ優先する

ということではありません。

「努力すること、継続することが嫌にならないように都度自分の気持ちと向きあい、その時最大に集中できる勉強方法を選択する」

ことです。

冒頭にも書いたとおり、とても難しい試験です。
プライベートの犠牲も時には必要だと思います。
でも、無理してやってみても何も成果が出ませんでした。

しかし、自分を甘やかし、集中できる勉強方法を取り続けた結果、

・残業後の勉強も嫌じゃなくなりました。
・休日も好きなアニメや韓国ドラマも楽しみながら頑張れました。
・美味しいご飯も食べて、リフレッシュしたらまた勉強に集中できました。
・今日は少し我慢してグッと勉強しないといけない日でも、日頃無理なくプライベートも楽しめていたので、我慢も苦になりませんでした。
・家の雰囲気も良くなり、家族、友人に応援してもらえました。

そして、無事に社労士試験に合格することができました。

これが、私が合格できたのは「自分を甘やかしたから」だと考える理由です。


・既に来年度の試験に向け勉強を始めている方
・社労士試験に挑もうと考えている方

試験勉強は長く、苦しいこともあると思います。
勉強時間の確保は大事です。
でも、同じくらい自分の体、心も大事です。
試験は年に1回、長丁場の戦いになります。

合格するためには無理をしないといけない時もあるかと思います。
家族との時間を減らしたり、自分の好きなことを我慢する時も必要かもしれません。

でも、「自分を甘やかす」ことも忘れずにいただけたらな、と思います。

来年度の社労士試験に向けて勉強している全ての皆様を、心から応援しております。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました🌸






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