ソムリエ・ワインエキスパート試験本番で注意すること

書きたいことは色々あるのですが、最近忙しく気づけば本番1週間前になってしまいました。
まず試験本番で注意、意識すべきことを書き連ねていきます。

会場の照明

会場にもよるとは思いますが照明はかなりオレンジです。(少なくとも私が受けた雅叙園はオレンジでした)
料理を美味しく見せるためではありますが、これが案外厄介です。特に赤ワインがオレンジがかって見えることがあり、ワインスクールの綺麗な白い照明の時と印象が変わるので中心部とエッジをよく確認しましょう。

また手元のワインより遠くのワインの方が色調、濃淡が分かりやすいことが多いです。(客観視できるイメージです)
席に着いたら自分の目の前のワインより前の人のワインを眺めておきましょう。

マークシートミス

よく言われることですがマークミスには注意しましょう。そんなの当たり前じゃんと思うかもしれませんが、実際私も最後の見直しでマークする数が足りてないところがありました。
フルボディならこれをマークするというようにある程度決めている人もいると思いますが、毎年マークする個数が変わるので注意しましょう。
見直すための時間配分も重要です。

ワインの提供温度、状態

会場や部屋、座席によっても変わると思いますが、私の時は白の2つ目がグラスが結露するくらい冷えていて、アロマティック品種なのに香りが全然取れませんでした。飛ばして赤ワインのテイスティングをしてから戻ってきたらしっかり開いていたので、そういったこともあると頭の片隅に置いておくと臨機応変に対応できると思います。

最近飲んだワインを当てにしない

練習で飲んだ○○に近いからそれ選んだという人を結構見かけますが個人的にはやめた方が良いと思います。試験で練習と同じようなワインが出る可能性は低いでしょう。
確かにこの国っぽいみたいな感覚で当たることもありますが、それができるようになるにはかなりの訓練が必要です。(フランスのシャルドネのような複数のスタイルがあるメジャー品種は最低10本、マルベックのようなマイナー品種でも5本は飲みたいですね)

余談
ブラインドの大会で銘柄まで当てるような人もいますが、それは出やすい銘柄が決まっているからです。出やすいワインは大きく分けて2種類あり、1つ目はどこでも買えてその地域、品種の特徴がよく出ているワインです。ヒューゲルのリースリング(独)、ショウアンドスミスのシラーズ(豪)、オーボンクリマのピノ(米)などが挙げられます。
2つ目はその地域、品種で日本に輸入される銘柄が限られているワインです。タラックやティレルズのハンターセミヨン(豪)やレトワールのサヴァニャン(仏)などが挙げられます。


体調管理

これも当たり前ではありますが、普通の筆記試験と比較しても嗅覚、味覚を使うので体調管理にはかなり気を使いましょう。
10月に入ってから急に冷えましたし、会場も結構寒かったので暖かい恰好をオススメします。

みなさんも経験があると思いますが、人体がアルコールを分解するときに水分を使うため喉が乾燥しやすいです。特にその他の酒を勉強するときはアルコール度数が高いため喉がやられやすくなります。水分をしっかり取ってください。
水分はテイスティングにも関わってきます。唾液の出る量で酸の高さを判断すると思いますが、水分不足だと唾液量が少なくなるためです。
私はワインを一口飲んだら水を一口飲んでますね。(舌のリセットの意味もあります)



ざっと思いついたのはこれくらいでしょうか。
また思い出したら追記します。

残り1週間頑張ってください!

それではまた。

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