教師をしていると当然ながら教え子がどんどん増える。
少々自慢話になってしまうが、お許し願いたい。
スポーツトレーナーを目指し、アメリカの大学に入学したY君がいる。
トレーナーからスポーツマネジメントに対象は変わったが
North Carolina State University　を経て
Kent State University　の修士課程を修め
Florida State University　博士課程を修め
現在は、マサチューセッツ州の　Springfield College　でスポーツマネジメント学助教授をしている。
マサチューセッツ州スプリングフィールドといえば、そう、1891年にバスケットボールが生まれた地であり、当時のYMCAが現在の　Springfield Collegeなのだ。近いうちに私が訪れたい場所の一つである。

2014年から2015年にかけてY君は、Duke University の体育局でインターンとして働いていた。Dukeですよ！コーチKのDukeですよ！！！
クリスチャンレイトナー、グラントヒル、ボビーハーリー、ジェイソンウイリアムス、シェーンバティエ・・・
その頃には、『コーチKのバスケットボール勝利哲学』が和訳され、私のバイブルとなっていた。
妻に、北京、ロンドンオリンピックのアメリカ代表ヘッドコーチであるコーチKのDuke大学で教え子が働いている人間なんて俺しかいない！！！
ぜひ見に行かせてくれ！！！と嘆願し、2015年2月に念願のDuke大学訪問が実現した。
＊Duke訪問弾丸ツアーについての記事もそのうち書こうと思います。

昨年夏に日本に彼が一時帰国した際には、私の勤務校に彼を呼んで、留学やスポーツ関係に興味のある生徒を集めて緊急座談会をした。結局、座談会に参加した私のクラスの女子生徒はそこで勇気を得たのか、テキサス州の大学に農学を学びに入学した。

JBA、特にスポーツパフォーマンスの中にはアメリカで学んだ人が多いせいか、アメリカ留学当時にY君と会ったことがある人が数名いる。Y君がDukeにいたときには、現女子代表の恩塚ヘッドコーチから大学構内で道を尋ねられて、少しお茶したらしい。

DukeのホームコートCameron Indoor StadiumでDuke対Clemsonの試合を１階リング後ろの階段席から見た時、

「これは夢なんではないか」と本気で思った。

こんな運のいい人間でいいのだろうか？

彼だけではないが、教え子（生徒）に恵まれていると心から思う。
バスケ部やクラスの生徒だけではない、同僚職員にも恵まれている。
一緒に学年の担任団として組む先生にも恵まれている。過去全ての勤務校で卒業担任で楽しい旅行をしたことが物語っている。

教え子さまさま、皆様のおかげ

だからコーチKと同じように、バスケに借りがある、恩返しがしたい