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これまで体にどんなことをしてきたのか?|裏の畑美術部・バイオグラフィーワーク【火星期42-49歳】

先月7月4日は月に一度開催の、シュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。2月から水彩はバイオグラフィーワークを使って惑星を描くことに取り組み始めました。

古代では人間の発達は7の倍数で進んでいき、それが惑星のならびに対応しているという考えがありました。バイオグラフィーとは、伝記という意味。バイオグラフィーワークでは、7の倍数の年齢ごとに月(は正しくは衛星ですが)から土星までの惑星を当てはめて自分の人生を振り返っていくということを行って行きます。

第七回目のこの日は、「火星期」について。
自我を洗練させていく長い太陽期(21〜42歳)を経て、

⭐︎太陽期①(21-28歳)
⭐︎太陽期②(28-35歳)
⭐︎太陽期③(35-42歳)

42歳の実存の危機(ミッドエイジクライシス)を乗り越えて人生を折り返し、離肉のフェーズへと入っていく火星期。
これまでは、地上にに根を下ろすことに使われていたエネルギーがゆっくり少しずつ肉体から離れ、精神性を育み天へと帰って行くことに使われていきます。

魂の受肉と離肉のプロセス

なので、火星期はこれまで自分が作ってきた「体」がどのような状態かという結果を引き受けていきます。女性の場合特に、35歳ごろから生殖能力が落ちていて閉経へと向かい更年期の症状が出やすくなるので、体の揺らぎを感じやすい時期だと思います。

わたしはまだこの年齢には達していませんが、生理周期が変わってきたり、生理痛が重くなったり、産後の解消されていないダメージを実感したりと火星期の予兆らしきものがひしひしと少しずつ足音を大きくして迫ってくる感があります。その足音のボリュームを上げてみると、不思議とリアルに42歳-49歳の頃の自分をイメージできるような気がしました。


体調管理、ちゃんとしなくちゃな・・。
後回しにしていた自分のケア、今やっておかなくちゃな・・。

と思い、講座が終わってから栄養状態と睡眠状態の見直しを始めています。
更年期は糖質とすごく関わっていることがわかったので、砂糖の摂取に気をつけ始めたのですが如実にメンタルが安定してきて「おぉ!」となったので、また記事を書きたいなと思います。

さて。内省とシェアリングタイムを取ったのち、この日はミラーリングの理論を使って、以前自分が描いた金星期の絵(↓)を模写することから始めました。

金星期と火星期は鏡の関係にあるのですよね。自分で描いたのに「あれ?このタッチってどうやって出したんだっけ?」と思ったり、なんかちょっと落ち着いた印象に収まってしまったり。自分の絵を真似して描くってそういえばやったことがなかったので、ものすごく新鮮な体験でした!

どうやって描いたんだ?過去のわたしは。
左が金星期の絵。右は今回それを模写した絵。

模写できたら、火星期の衝動を感じながらその絵を動かしていきます。最初の一筆はちょっとドキドキしましたが、新しい色を入れ画面が動いて行くのが楽しくてすっかり夢中に。

「自由に移動したい!」という衝動を感じて、ハシゴが現れました。
画面が踊っている。みんなすごく楽しそうになっていますね。

木星期や土星期のような円熟期の一歩手前の火星期は、過去の自分と未来の自分がぶつかって、物質的なものと精神的なものがぶつかって葛藤を起こしやすいと言われ、それだけ聞くと思わず身構えてしまいますが。

こんなに明るくて楽しい世界に変容して行くのなら、火星期が楽しみになってきます。そしてそのとっかかりを与えてくれた金星期の自分に感謝を送りたいです。



続いてはフォルメンです。

今日は縦のライン。

左右対称にいろんなフォルムのラインを引いていきます。こうやって自由を感じられるのも、しっかりと引いた正中線の力があってこそ、というのを強く感じた日でした。とにかくこの日は「楽しかった」という余韻がずっと続いていました。


後半はわたしが担当するボディワーク部。
十牛図のワークです。

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