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山の辺の道イン天理

ふるさと日本紀行西日本編。これをたどるのがライフワークです。

三輪駅から大神神社へ。屋根の形が素朴で良い、これがあの大神神社かーと狭井神社へ回る。山の辺の道。いっきに人が消える。鳥居の前に、むっっちゃ古そうな薄暗い茶屋。やってるのか。やってる。ひとがいる。通りすがれない。入る。思いの外明るいおばさんが電気をつける。そうめん頼む。ゆでおきやから固まりを氷水でほぐしながら食う。ふつうに家で食べるくらいにおいしい。ここ古いですよね、そうよ家も古いし人も古いわあっはっは!あっはっは

実際はこの半分の明るさ

太田田根子の神社が、崇神が大物主神を彼に祀らせて三輪を治めたから、で若宮神社と名前変えられてて見つけにくかったー。大直禰子神社やろ!
こじんまりして静かでよかった。

山の辺の道。前に道、うしろに道、うえは木漏れ日、左右は林。


この本のとおりに、旅路をゆくと、たいていはこのような道をずーーっとゆくことになる。しかし歴史背景を著者がよく伝えてくれるので、一歩一歩が尊い。
いや、しんどい。
段々はよつかんかな!ておもいだす
玄濱庵はあかるい日差しの中、石仏の可愛らしいかおが並ぶ。



檜原神社。大神神社みたいに派手ではないが、こうゆう歴史むっちゃある、周りに埋もれそうな小さい神社がすき。神水飲んだ。



日なたの小道をいく。外国人カップル。はるばる…嬉しそう。ほんまあるくん好きやなヨーロッパの人ら!巡礼フェチ。あたしもか。
兵主神社は、とおいやん、坂やん、て諦めた。手前の相撲神社みて、あななつかしや、出雲の元祖相撲取りとたたかった穴師の相撲取りの看板あり。
景行天皇陵と崇徳天皇陵いく草むらの中。雷鳴。本降り。あまやどり。ずぶぬれ。山だな。こんもりとしている。
美しい。
ぐっちゃぐちゃに濡れたけど。天皇の墓の前で、これ禊?
周りみんな古墳。


三輪山
濡れる柿の葉寿司
雷がとどろく

長岳寺。運慶の観音様が、うおお、なんて人間離れした風貌なんや。見飽きない。狩野永徳の父親がかいた地獄絵巻。
見飽きない。芥川龍之介の地獄変思い出す。
本では著者がひと休みし、そうめんが人気だったとあった、その茶屋の跡は廃墟になっていた。40年の月日。
大和神社から五智堂あたりでまよい国道にでる。ざぶぬれの私はひと目につくと恥ずかしい。
ビーサン滑るから裸足であるいてた。ひまわりが咲いていた。
道を戻る。雨だからなかなか本が取り出せない。うーんいまどこ。


裸足です
あ、きれい
うち、でっか

名前のせいか、いちばん来たかった夜都岐=やとつぎ神社。小走り!すきな場所にいくと鼓動が高なり、目の前が開ける。それで心が深く井戸の水のように静かになる。ここは今そこにあること以外なんの意味も含まないような場所であった。思想のない幼い頃の記憶みたいな。きてよかった。


また来ます


さあさあファイナルの石上神宮よ!
とおもたが、最後の道のりが長い。雨上がりでいきなり灼熱地獄。
鬱蒼と暗い道に。なんだなんだと思ってたら、いきなり神々しい空気に取り囲まれた。
これはすごい。

つぎはどこいこうかな。
今回はまだ見てない場所もたくさんあるから、もっかいくるのもいいな。
夜都岐神社は、またみたいし。

濡れて乾いて日焼けしてまた雨に降られて、今回ほんまにどろどろで帰宅。

追記
無人販売の野菜がうますぎる、野菜買いにまたあるきたい

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