携帯をやめようとおもってる

35歳になったら携帯電話をやめて、固定電話とファックスでいきる、と公言しとったんやけど、8月に36歳になるのでとうとう行動に移す時が近づいてきた。携帯電話を持ち始めて、結構早い時期に、カバンに携帯が入っとるんが「重いな」と思ってたのと、メール打つのがしんどいと思ってた。でもどんどん便利になって、もう携帯でなんでもできるよな今って。

でも携帯やめる。

パソコンと携帯でどこでも仕事できるノマドワーカー、ってあるやん。自由なイメージあるやん。でもしょっちゅう携帯をチェックせなあかんのやろ。子供のみまもり携帯と一緒で、なんとなく、それって自由なんでしょーか。私の自由の定義が、ほかのひとよりも敷居が高いのか。

ずっと山下清に憧れてきて、「気まま」に旅がしたいと思っている。目的もなし、終わりもとくに決めずに。でも、携帯あったら私はついおいしいお店を探してしまうし、携帯見て時間がわかれば色々とスケジュールを立ててしまう。目の前の風景とか自分の気持ちよりも、誰かのお勧めするお得情報とか、効率良く行こうっていう「早く正確に進めたい」欲に負けてしまう。それは、旅ではなく、労働みたいやと思う。旅の目的は、旅する事そのものでありたい。

「自由に気ままにしたいんやったら勝手にしろや」って友達が減る事態も大いにあり得る。私は、友達と遊ぶのが好きやから、それは困る。寂しい。フェイスブックやインターネットのメールはでも、引き続きパソコンで見られるし、家にはファックスと留守電機能つきの固定電話を置こうと思う。それでフォローできるかな。これからは自分から友達にちゃんと連絡を色々いれるようにしよう。親にも。

わたしは寂しがりやから、それが邪魔をして何かをやるときに選択を間違うことが多い。そんで、まあさみしいのはさておき、自分には何が一番大事かと考えると、「油絵と旅すること」としか言えない、あと本を読むことも大事やな。携帯と付き合う時間をなくしたら、そっちに時間をたくさん割ける。そいつぁ最高やな。

携帯やめる。友達は、携帯で接する時間は無くなるけど、実際に会う時間を一人ひとり作っていけますように。日本全国におるからむつかしいけど、何年離れとっても友達は友達やでな。

あーでもまだ悩んでる。怖いだけやけど。

いつも見て頂いてありがとうございます。サポート頂いたお金がもしたまったら、マンガの本をつくります。