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インターネットのお話(書籍:遅いインターネット)

 宇野常寛さんのご著書。

初版は、2020年2月で、本書は2023年4月に新章を加筆後、文庫本でリリースされました。

 現在取り組んでいるプロジェクトの大切な仲間からの紹介でこの本を知り、タイトルの”遅い”に、すごく目を引かれ早速、入手。読み始めると・・・

 軽いタッチのエッセイのような読み物をイメージしていたのですが、

世の趨勢を冷静に受け止め 近い将来への警鐘を鳴らす 昨今の状況を言い当てたかのような文書が続きます。まず僕は心を掴まれて読み進んでいきました。

おそらく、2020年にこの本を読んでいたとしたら、

「何を大げさな。」「ややこしいこというてはる。」
となり、途中で本を閉じていたと思います。それだけ僕自身も周りに流され
ただ、組織の中でうまいこと程々に泳いでいたら、まあええんだろう。
程度に過ごしていたため、まさに平和ボケでありました。

 時は経ち、テレワークでの生活に慣れ、通勤時間がなかった分随分と
読書や学びにお時間をかけることができ、ようやく本書の警鐘にも頷ける状態に成長し、ITエンジニアとしても「これからどうしようか!」と考えているベストなタイミングで出会ったわけです。

 この本の題名の章が、後半から始まります。
ご興味ある方は是非ともこの章だけでも目を通していただけること、オススメしたい。

 執行草舟先生の武士道を形容している高貴と野蛮の合体ではないが、インターネットの速さと遅さの合体について著されている。

 これから大事になること、デジタルとアナログが混ざったようなプラットフォームの存在もこれから重要になることを示唆したかのような、文書はこれからの僕らの活動に多いに勇気を与えてくれる内容であり、絵に描いた餅ではなくリアルな形にしていきたいと思っている。

まぁ、一度読んでみてくださいな。面白いから。

ありがとうございます。






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