イソップ童話は何処いった?

一体、いつから日本はこんな世の中になったのだろうか。

至極真っ当なことを言う人は鳴りを潜めている。

日本のメディアに登場する、識者と呼ばれる人々は自論を展開するが、目立つのは声の大きな人だけ。

激しい言葉を使い、自論を展開し、議論となった場合には相手が疲弊するまで話す。
相手が疲弊して、根負けすると、

『ほら、私の言ったことが正しい!』

『私の方が正論だ』

と、まるで勝ち誇ったように満足気にドヤ顔だ。

そして、どういうわけか、

その幼稚なドヤ顔をした識者の方が支持される…。


人に支持されたい、
人から尊敬されたい、

目立ちたい、
歴史に名を残したい?


少年のような発想


マトモな意見や情報は、センセーショナルなものではない。

フェイク、イカサマ、デマ、の方がショッキングな内容が多いため、
人々はそちらに引き寄せられやすい。

また、そういうスタイルを貫く人は、失敗や間違いを素直に認めず、ギリギリまで引っ張る。
そのうち人々は忘れるだろうと…。

間違いは、人間誰しもに起こることだ。

ただ、人間には間違いを起こす生き物だ。
と謙虚な姿勢でいれば、訂正や謝罪、改めること、
また、なるべく間違えないように慎重に語らねばと、する事は可能だと思う。

間違いと嘘はちがう。


嘘はウソなのだから。


嘘をつくときは、自信がないときや隠したいとき、

嘘をついてしまい、その嘘を隠し通すためにまた嘘をつく。


どこかで聞いた話だな?


戦前の日本が戦争を始めた理由。

森友学園、公文書改ざん問題。


昔から、人は嘘をついたらだどうなるか?
という教えみたいなものがあった。


代表的なもの。

【イソップ童話のオオカミ少年。】

多くの方が良く知るお話(童話)である。


一度ならず二度三度とウソを繰り返し、

誰も信用しなくなった。

というもの。


今の日本ではどうだろうか?


三度以上も繰り返し嘘をついてる案件が沢山あるのに、
信用を失ってるどころか、益々人気を集め、支持されていく…。

とても奇妙な現象である。


奇妙な現象が続くとどうかるか?

其れが普通になってくる。

嘘がウソでなくなり、
磁石に砂鉄が吸い付くように、信奉者が出てくる。

頭に浮かぶのは、

《アドルフ ヒトラー》


ナチスのボスキャラだ。

彼が熱狂的に支持を受けていた歴史があるので、

私は非常に恐怖を感じる。


大きな声で嘘を叫ぶ人間が支持されているとは…

日本では、イソップ童話、オオカミ少年の教訓が全く活かされてない。


少年は最後、オオカミに食べられてしまうのに…


私は大きな声で、根拠のない自信で話す人を信用する事はできない。


どうか、マトモな人間が少しずつでも増えますように…

マトモな人間がまだ残っていると信じたい。


私自身も、少しでもマトモにいられるよう、生きていきたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?