ブロードウェイと銃弾(日生劇場) 2/26

2/7(水)~2/28(水)に日生劇場で上演していた「ブロードウェイと銃弾」を観劇しました。

同名映画(1994)の舞台版で、初演は2014年のブロードウェイだそうです。

舞台は1920年代、禁酒法時代のニューヨーク。
劇作家のデビッドは、かねてからの念願が叶い自分の戯曲をブロードウェイの舞台にかけることになり張り切っている。しかし、プロデューサーが見つけてきた出資者はギャングの親玉ニック。しかもキンキン声でろくに台詞も言えない、大根以下の自分の愛人オリーブを「主演に据えろ!」と要求し、部下のチーチを監視役として送り込んできた。
(略)
デビッドと実は舞台を愛するチーチは、共に苦心して脚本を書き直し、舞台は見事大成功をおさめたが、それが引き金となり思わぬ大騒動が彼らに巻き起こっていく…。舞台と人生、どちらが大切か—大きな選択を迫られた彼らが選ぶものとは!—大きな選択を迫られた彼らが選ぶものとは!?(公式サイトより)

映画も舞台も観たことはないけれど、Crazy For You(日本では劇団四季で上演)が大好きな身としては観劇前からとてもとても楽しみにしていた舞台。

・1920年代アメリカ
・ジャズナンバー盛りだくさん
・ダンスミュージカル(しかも振り付けは同じスーザン・ストローマン)
・コメディ

ときたら私の好みど真ん中!
期待通り終始笑って楽しめる舞台でした。
殺人や不倫ですら軽ーくギャグ扱い。

城田優演じるチーチはギャングだけど実は脚本の才能があり、
不本意ながら舞台に関わっていくうちにどんどんのめりこんでいって…
という役なのだけれど、舞台にのめり込んでいく過程がやけにあっさりしていたので
なんだかとっても話の流れが唐突な感じがしてしまった。。
まあ…、ラストも無理やりハッピーエンドでまとめた感じがするので
あまり深く考えずに頭空っぽにして楽しむのが一番なのでしょう(笑)

やっぱり見どころは歌とダンス。楽しい!
ショーガール、帽子にスーツのギャング、列車のアテンダントまでも踊りまくり。
さらに、フラッパードレスというらしいのですがこれぞブロードウェイ!という衣装が大好きなので観てて大変楽しかった。。
(ディズニーシーのダイヤモンドシスターズが来てるような衣装。自分で着たいとは思わないけど…)
布の面積が少ない衣装もありますよ!笑

城田さんは昨年末の4starsで観たのが初めてだけれど、強面ギャングなのにギャグシーン連発でまさかこんなに笑わされるとは。
ただ、一番笑いをとってたのがエリザベートのトートネタ(いわゆる「中の人ネタ」)だったのはなんだか複雑…。
その身長もあってダンスシーンの映えること!
ダンスは苦手らしいですが、ギャング達のタップダンスのシーンはとてもかっこよかった!

ギャングの愛人オリーブ役は平野綾。声優やってたのは知ってたけど、舞台では初めて。
キンキンアニメ声のおつむの弱い大根役者役…ということだけど、正直、この役私大好きかも。
どちらかというとウザキャラだけど、いろいろ突き抜けた演技で前半はほぼこの人の印象しかない!
終盤、まさかの途中退場とは思いもよらずとても悲しかった…

「雨に唄えば」で、リナ・ラモントという人気女優だけど喋ると悪声という似たような難しい役がありまして。
日本での上演は近年では宝塚がやってるらしいけれど、絶対うまく演じてくれるから是非平野さんにリナをやってほしい…!
(褒めてるんです。。)

今後は大阪、博多で上演がはじまるらしいです。
遠征はしないけど…、映画観てみようかな。

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