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16.再診

支払い額
妻 : ¥11,820
夫 : ¥0
(移植日から42日目)

診察内容
妻 : 血液検査(E2/プロゲステロン)
  超音波検査(胸腹部)
夫 : -



不妊治療クリニック最後の診察は、院長先生だった。
お腹の中の相方は順調に育っており、1週間でさらに10mm大きくなっていた。
2頭身の頭部も胴部もウネウネと動いており、ずっと動いてるからうまいこと撮られへんなぁと院長は言い、実際ボケまくりの写真を渡された。

6週後半から8週前半にかけて酷かったつわりも、慣れたのか軽減されたのかわからないが、ちょっと楽な日も出てきた。
でもマシになったと思いきや、全然マシになってなかったという日もあるので、四捨五入してもあと30週お腹の中に居続ける間、油断はできない。
出てきてさえくれれば、誰かの手を借りることもできるが、まだまだ先のことだ。


私は自然周期ではなく、ホルモン補充周期で胚移植しているため、妊娠継続に必要なホルモンを維持するために、あと2週間は貼り薬・飲み薬・坐薬を続けなければならない。
出された分が終われば終わりとのことだったが、ポツポツ飲み忘れや挿れ忘れがあり、日数にして1.5日分余分になっている。
妊娠という一つの目的を達した今、毎日3回のこの作業がいい加減になりがちである。
しかし、不安定な妊娠初期を通過するために必要な作業であると自分に言い聞かせて、粛々と行いたい。


この日で不妊治療のクリニックは終了なので、産院への紹介状をいただいた。
去年の10月の初診から、約4ヶ月で体外受精1回。
去年の12月に移植しているので、今年の1月は妊娠中とすると、妊娠にかかったのは10月から12月の約3ヶ月である。

学校に通いながら、転職活動をしつつの体外受精だったが、8時から19時までの診察時間であり、土日祝も診察可能なクリニックのおかげで無理することなく通うことができた。


妊婦健診にかかる病院も自宅から一番近くて、土曜日も診察可能なところに決めた。
なんでも徒歩がいい。
不妊治療の記録は、あとは金額をまとめて終わるとしよう。



3rd. Feb. 2023



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