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山口県防府市で「防災メッセージ動画作成ワークショップ」を開催しました

こんにちは。オープンコラボレーションハブ「LODGE」です。

3月24日に、山口県防府市の「やまぐちDX推進拠点 Y-BASE・防府サテライト」にて、山口県デジタル政策課・Y-BASEと共同企画による「防災メッセージ動画作成ワークショップ」を開催しました。親子連れの方を中心に、たくさんの方にご参加いただきました。

自然災害が相次ぎ、防災に対する意識が高まっています。山口県は地震が少ない県とされていますが、2016年4月の熊本地震の発生確率が当時1%未満と言われていたことからも分かるように、地震は予知することができません。平時から正しい知識を持つこと、備えることが本当に大切です。

「インプットとアウトプットが揃うと知識が身に付きやすい」「親しい間柄の方からの情報やメッセージは行動変容に繋げやすい」といったデータに着目し、今回のワークショップのスタイルが出来上がりました。

会場内には防府市の「災害デジタル避難マップ」「3D避難シミュレーター」やLINEヤフーの「ヤフー防災模試」「スマホ避難シミュレーション」を体験できるブースを設置。以下の流れでワークショップをおこないました。

  1. 展示ブースでデモやコンテンツを体験する

  2. 誰にどんな防災メッセージを届けたいかを考える

  3. 再度ブースで情報収集。動画素材を集める

  4. スマホで動画を制作する方法について学び、各自動画制作

  5. 制作した防災メッセージ動画を発表

展示ブースでデモを体験

災害デジタル避難マップ
3D避難シミュレーター

「3D避難シミュレーター」は、ゲーム形式で子供たちが楽しみながら、避難について学べるコンテンツ。2023年度開催のデジタルツイン活用ワークショップの成果物です。

「ヤフー防災模試」、「スマホ避難シミュレーション」の体験ブース

LINEヤフーからは「ヤフー防災模試」と「スマホ避難シミュレーション」の体験ブースを設置。体験後に点数や偏差値などが表示され、自分の防災知識レベルを確認することができます。

親子連れの方、ご友人と参加した防災士の方、県職員の方々など、たくさんの方にコンテンツを体験していただきました。

「ヤフー防災模試」は2024年2月末に内容を一部アップデートしたばかりです。能登半島地震発生を受けて、報道の傾向やSNSの反響などを確認し、最新版として盛り込んでいます。この日最も高い得点を出したのは、防災士の方。難しい内容ですがしっかり高得点を出されていました。

「スマホ避難シミュレーション」はゲーム感覚でストーリー仕立てで発災直後の行動を疑似体験できるコンテンツです。お子さんたちに非常に人気でした。未就学児のお子さんでもでしっかり満点を取っているケースもあり、日ごろからご家庭内で防災に関するお話ができている成果だと驚きました。

スマホで動画を制作する方法を学ぶ

コンテンツ体験のあとは、LODGEの徳應より、学んだ内容や「大切な人にも教えたい」と感じた内容を、スマホで手軽に動画制作する方法をレクチャーしました。以前都内の小学校向けに開催した内容を、今回の幅広い年代層の参加者向けにアップデートした内容です。

動画作成方法以外に、伝えたい内容を分かりやすくするポイントや、徳應自身が長年YouTube動画を制作してきたなかで身に着けたテクニックなどを分かりやすく解説しました。

動画制作のステップごとに解説し、参加者の皆様には体験ブースなどで撮影した素材をもとに、お手持ちのスマホで動画を制作いただきました。都度質疑応答を交えながら、アットホームな雰囲気で進行しました。

制作した「防災メッセージ動画」を発表

最後に、今回制作した動画を発表しました。ブースで体験したコンテンツの画像や動画のほか、会場内で撮影した自身の動画を素材にしています。

今回初めて動画制作にトライした方が大半でしたが、限られた時間内でしっかりストーリー性のある動画を作成されていました。

お子さんからは「災害デジタル避難マップ」を用いた動画が多く発表されました。素材は同じでも、危機感をあおるもの、機能の紹介がメインのものなど、まったく異なる切り口の動画が出来上がりました。

大人の方からも動画を発表いただきました。こちらの方は、「ヤフー防災模試」の受験開始~得点の表示までの動画を用いて、受験を呼びかける動画を作成。受験風景と画面アップを交互に使い、臨場感ある動画に仕上がりました。

こちらの方は、「スマホ避難シミュレーション」の問題をもとに、選択肢の内容を再現した動画を作成。斬新なアイデアと構成、音楽や効果音も上手で、そのまま紹介動画に使えそうな素晴らしい出来栄えでした。

ワークショップ開催後はたくさんの方が会場に残り、動画制作についての質問や、作成した動画のアドバイスなどで大変賑わいました。

イベント終了後のアンケートでは、「楽しかった」と回答したお子さんが90%を超え、「防災や地域のことについて学べたことが良かった」との意見をいただきました。大人の方からは「今後もデジタルや新しい技術に関するセミナーに参加したい」と回答した方が100%となり、デジタル技術に関する興味関心の深さがうかがえました。

私たち主催者側も、山口県庁の方々、参加者の方々との会話が様々な気づき、課題発掘にもつながり貴重な時間となりました。何よりも「楽しかった!」と笑顔で声をかけてくださる方が多く、とてもうれしかったです。今後も様々なケースで、官民の垣根を超えたコラボレーション企画の実現に取り組んでまいりたいと思います。

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