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木も見て森も見る!EMARF CONNECTのメイカソンツアーに参加しました。

こんにちは、オープンコラボレーションハブ、LODGEです。

LODGEでFabプロジェクトを担当するメンバーで、EMARF CONNECTが運営するメイカソンツアーに参加してきました。

LODGE Fabプロジェクト「LODGE Toaster」では、ものづくりコミュニティ化を計画中です。EMARF CONNECTさんのワークショップの企画や運営は大変参考になります。

ツアーでは森に入って、伐採を間近で見学、即席でプロダクトを作ったりと、とにかく参加してよかった……と思える充実の内容でした!

素材の調達から価値がつくまでを考える

ツアーの内容は大きくわけて、1.伐採の見学・体験、2.原木市場・プレカット工場見学、3.端材の木材をつかったデザイン考案・加工の3つのプログラムでした。

一本の木が倒れる瞬間がすぐ目の前で見れたのは貴重な体験でした。
また、木こりさんから聞く林業の生の声はとても印象的です。
木を切ると、日向ができて他の木が生える、繊細な森の循環を考えながら森を守る仕事の意義。経済的には林業は国からの補助金等に頼らざるをえない側面があるなど、現実的な課題も知ることできました。

長野で取れた様々な種類の木が用意されていて、そのなかから好きな木材を選んでshopbotを使って加工していきます。木材の不定形な形を生かしたものや、小さい木材から小物を切り出したりとそれぞれがアイデアを凝らしてプロダクトをつくっていました。

長野産の広葉樹。ナラ、ウォールナット、クリ、サクラ、ケヤキ、ホウ、イチョウ、スギ、ヒノキ
LODGEメンバー制作物。左:植栽をディスプレイできるスタンド、右:イチョウの木のまな板とちょっとしたものが洗える洗濯板

木材の新しい価値を多種多様なメンバーで考える


原木市場を見学したときに、推定樹齢100を超える大木が売りに出されていました。価格はなんと1000円。大きいことと、枝の出っぱった部分の形で製材する機械に乗らず、買い手がつかないということからでした。年輪がなす存在感と価格とのギャップに驚きです。

この木はその場でEMARFのメンバーが買い取って、翌日すぐ木こりさんが輪切りにしてくれました。製材して規格品として使用する経済圏では1000円の価値になってしまうかもしれませんが、その経済圏の外に出すことによって可能性は無限に広がります。さまざまなバックグラウンドをもつメンバーで、色々な使い方のアイデアを出し合いました。

LODGE Fabとしては以前廃棄プラスチックと木の組み合わせたプロダクトを作ったことがあるのでその知見をいかして、なにかできないかと考えています。

EMARF CONNECTに学ぶ、コミュニティでのものづくり

今回のメイカソンツアーもそうですが、EMARF CONNECTさんの企画はどれも参加したくなるものばかりです。テーマを提供する→作る→発表するというサイクルがしっかりと用意されていてコミュニティがとても賑わっています。
さまざまなものづくりのレシピを公開しているLODGE Toasterでも、より多くの人に知っていただき、一緒にものづくりをしていきたいと考えています。今回の体験や学んだことを参考に、色々と計画していきたいです。


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