見出し画像

地方公立進学校の落ちこぼれの末路


アイデンティティの喪失

手前味噌ですが、地元の公立中学校ではそれなりに勉強ができる方でした。
1年の初っ端にあるテストでなまじ学年3位を取ってしまったため、自分は頭がいいのだと錯覚していました。
まぁ所詮は地元の学習塾で先取り学習をしていたからに過ぎず、知能的には平均以下でした(のちに判明)。

スポーツはからっきしダメで、何となくで入部した卓球部の部内リーグでいつも最下位でした。
しかし勉強だけは人よりできたので、ガリ勉キャラとして何とか地位を確立できたのです。
ぶっちゃけ学年が上がるに連れて、成績も下がっていったのですが、何とか1年の頃の貯金を切り崩すことによって、居場所を確保していました。

ヤンキーに目をつけられることを恐れながら、せこせこ勉強に励んだ結果、県内で3番目くらいの偏差値の高校に合格することができました。
いまいち青春時代を謳歌できなかったので、心機一転、高校ではいい思い出を作ろうとしました。

しかし、そんな夢も初回のテストによって潰えることになります。
なんと順位が280人中260位だったのです。
ここで私の唯一のアイデンティティが音を立てて崩れました。
公立中学校で猛威を振るってきた連中が集っているので、当然と言えば当然なのですが、あまりのショックに泣き崩れていました。

やはり腐っても進学校ということもあり、成績によってヒエラルキーが形成されていたのです。
別に下位層だから人権がないというわけではないのですが、無言の圧力はひしひしと感じました。
唯一のアイデンティティを失った私は徐々に腐り始めていきます。

いじめは普通にある

偏差値は人徳を測る尺度ではありません。
どれほどの進学校でも必ずいじめは発生します。
ずる賢い奴らなので、先生にバレないようにひっそりとやるだけです。

私は自転車をパンクさせられたり、カバンにゴミを詰められる等の被害に遭いました。
しかし、これを誰がやったのか分からなかったので、結局泣き寝入りせざるを得ませんでした。

私は人生で始めて学校に行きたくないという感情を抱きました。
しかし、同時に親にも迷惑をかけたくなかったので、渋々学校には通い続けました。
おかげさまで精神的に相当な負担がかかっていたらしく、最終的にメンタルが崩壊しました。

部屋にムカデが這っていても何もすることはできず、ダンボールと参考書の山に埋もれていました。
あとで親から聞くと、相当な異臭を放っていたということです。

今思えば通信制高校に編入するか高卒認定試験を受ければ良かったのですが、視野狭窄に陥ると本当に何も考えられなくなります。
時は一瞬で流れ、ついに受験当日になります。

宅浪→ニートという黄金ルート

はい、案の定第一志望には落ちました。
もう勉強どころの精神状態ではなかったので、成績は右肩下がりでした。

高3の6月に受けたマーク模試から結局20点くらい点数を下げて、B判定が出ていた第一志望に見事に落ちました。
もう何の感情もありませんでした。
やっと高校生活から解放されるとの安堵感だけで、進路にまで頭が回りませんでした。

お金も無く、また大学は全落ちだったので宅浪という選択肢しか残されていませんでした。
クズなのでバイトすらせずに、引きこもってYouTubeを見まくる自堕落な生活を送ってました。
今の子は知らないのでしょうが、同期にMやまとかトマホーク(今も活躍中)とかcocoなどの浪人系YouTuberがいたので、飽きることはなかったです。

肝心の成績についてですが、センターの点が微増したってくらいですね。
最終的に第一志望には合格しましたが、ここでも不適応を起こして、今はほぼニート状態って感じです。

もしこの記事を見てる宅浪生がいるなら、本当に生活習慣にだけは気をつけてください。
参考書とか勉強法なんてはっきり言ってどうでもいいです。
受験はメンタルと体力さえあれば何とでもなります。

話を戻すとまぁ、いわゆる社会のレールからは完全に外れてるわけです。
Z世代丸だしで大変恐縮ですが、精神的にも肉体的にも楽な仕事にありつけたらいいなと思ってます。
「社会舐めんじゃねぇ」とお叱りの言葉を頂くかもしれませんが、楽な方へ流されて生きてきたので、もう矯正することは厳しいと思います。

それが無理ならFXか株で何とか大成するしかないですね。
まぁ全然勝ててないわけですが、それもダメなら生活保護か障害年金ルートですかね。
報われる努力なら喜んでしますが、世の中報われない努力の方が多いので、そりゃ無気力にもなりますよ。

長文になってしまいましたが、地方公立進学校の落ちこぼれの末路についてお分かり頂けたと思います。
私が多分最底辺だと思いますが、皆さんはこのようにならないようにお気をつけください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?