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不登校は結果であり根本的原因は他にある

不登校だった高校時代

高校は地元の公立高校に進学しました。
県を真っ二つに割った時の右側部分では最も偏差値の高い高校で、民度も低い方では無かったと思います。
おまけに男子校だったので、同胞意識がそれなりにあり、いじめは発生しにくい環境ではあったと思います。

それにもかかわらず、私は思いっきりいじめの対象になってしまいました。
2年に進級する際、数学の苦手意識から文系クラスを選択したのですが、これが運の尽きだったようです。
単なる陽キャの群れなら一向に構わないのですが、陰キャを貶めることによって自分の地位を相対的に高めようと目論む、似非陽キャが幾人か居たのです。

「別に陰キャ同士でつるめばいいだろ」と思われるかもしれませんが、当時の私は無キャを極めてまして、本当にクラスで浮いていたのです。
よって当然似非陽キャに目を付けられ、いじめられることになります。
リュックサックにゴミを詰められたり、自転車のタイヤをパンクさせられたりしてからの記憶はほとんどありません。

結局何が原因だったのか?

結論から言えば、発達障害が原因でした。
発達障害と一口に言っても色々あると思いますが、私の場合はASDとADHDの併発型でした。

言語化は難しいのですが、多分いじめられる素因がてんこ盛りだったのでしょう。
身に纏ってるオーラがもうサンドバックそのもので、ヒエラルキーを少しでも高めたい彼らにとっては格好の餌だったのです。
背は低いし、髪はボサボサだし、ワキガだし、何も言い返さないし、まさにサンドバックとしては100点でしょう。

今でも高校時代のことはちょっとトラウマですが、少しずつ老化が進んでるので記憶は希釈されています。

無理やり通わせることは対症療法でしかない

ここからが本題になりますが、やはり無理やり不登校の子を学校に通わせることは無意味だと思います。
なぜならタイトルにもある通り、不登校は単なる結果でしかないからです。
当然、根本原因は他にあります。

学習進度、人間関係、障害の有無など枚挙にいとまがありません。
ただやはり根本原因を同定しないで、場当たり的に学校に通わせても誰も得しません。
場合によっては過度のストレスによって、取り返しのつかないことに発展してしまうことも十分考えられます。

根本原因の究明は非常に骨が折れますし、知りたくない事実を知ることになるかもしれません。
しかし、それは人生においては避けて通れない過程です。
対症療法が必ずしも悪とは言い切れませんが、今後の人生を考えたら真相を突き止めることが最優先課題でしょう。


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