見出し画像

天野喜孝先生の展示を見てきた!

ファンタジーアート展に行ってきたよ〜

天野喜孝さんと天野弓彦さんの作品が見られる展示イベントで、昔の作品から割と最近のものまで見ることが出来た。
展示作品や特典など、基本的にはFF好きな人がメインの客!って感じだった。
元々何かしらの「展」に行きたいなぁ〜という欲があって近辺で探してたので、いいタイミングで出会えたと思う。

天野先生は僕の大好きなFFのキャラクターやイラストを描かれた方なので、これは是非肉眼で拝んでみたい…!と思いパートナーを誘って現地へ。

入口にはお二方の経歴年表があったのだけど、天野先生は僕が知ってる以上に凄い方だった。
ドロンジョとかみなしごハッチのキャラデザもやってたんですね……凄すぎる。「やさいのようせい」のような優しいタッチのキャラを描かれるのは知っていたけど、この頃からその作風があったんだなぁ。
てか、15歳でタツノコプロ入社は当時でもえげつなかったのではなかろうか。どうなんだろう。

初手挨拶がわりに凄まじい経歴を見てこの後の作品を見る解像度が少し上がり、ワクワクしながら受付へ。予約不要だが、しとけば特典のステッカー(チョコボとクラウドのやつ)が貰える。人数分貰えるのかと思いきや、僕一人だけの予約しか取れていなくて1枚しか貰えなかった。迂闊だ〜!

まぁ別にそれ目当てで行ったわけじゃないのでダメージは浅く、早速展示の方へ歩みを進める。

(ちなみに受付で首から下げる名札を貸し出される。僕の名札には1という数字だけ書かれていたが、後にその意味が分かる)

最初の方は天野先生がFFを手がける以前の作品達が並んでおり、新作も見る事が出来た。
黒いハットを被った青年やチーターの騎士といった、見慣れないキャラクターの絵があり僕とパートナーはその絵の迫力に釘付けになってしまった。
後で調べたところ、グイン・サーガという有名な長編小説の挿絵だったらしい。作者は130巻まで書き続け、未完のままこの世を去ったというこれまた伝説級のエピソードを知ってしまい、手を出すべきかどうか、今僕はとてもとても悩んでいる。世界や人物など全て架空ではあるが、そこに生きる人々を描く大河ドラマものだと分かり、絶対おもろいやつやん…老後の楽しみでもいいな…ありがてぇな…となっている。
とにかく、その絵は主人公の力強い眼光が印象的で獣人の猛々しさと理性を兼ね備えたカッコ良さを、大きな額でこれでもかと堪能させてもらった。

ちなみに僕は普段から展示会や美術館に行くマンではないので、そもそもとして大きいサイズの絵を見られることにテンションが上がってしまっていた。液晶に指2本を添えて拡大する必要はなく、絵の全体像を眼中に収めつつ気になったところや線の流れを自由に追って行ける体験はなんだか贅沢だと感じた。
わし、おっきい絵、好きだなぁ。

いくつか作品を見ていくと、少し奥まった空間にファイナルファンタジーの為のエリアが用意されていた。
本当に最高だったのよ、マジで、聞いて?
その空間の、いわゆる天野絵と呼ばれる作品たちの迫力は異常だった。
どこを向いてもFFの原液。自分の血肉を構成してきたものを支えているビジュアルが厳かに並べられている喜びと微かな緊張感。
各ナンバリングのパッケージやイメージイラストなど、見たことあるイラストから知らなかった物まであって見応えが凄かったな。ここまで揃うと本当に圧巻というかただ絵を見に来た以上の高揚感に包まれちゃって、パートナーとめっちゃ1枚1枚について語り合ってしまった。
なるべく周りは気にしてたけど、もし邪魔になってたら申し訳ねえぇぇ…

パッケージの中でもFF3のイラストは、ロゴで隠れてしまっていた所も見えてて、主人公の後ろこんなにも賑やかだったんだwと驚いたし、細かいところ見れば見るほど改めて画力うぅぅ〜〜!となった。雲の描き方1つでも厚みや光が差し込んでる感じなどの表現が良くて、リアルに存在するファンタジーがそこにあった。良いパッケージだよなぁFF3。

FF9の見たこと無かった絵があって、森の中でパーティメンバーが休んでいるイメージイラストの1枚だった。FF9は天野先生が原案で板鼻さんがそれを基にキャラクターデザインしてるから、天野版のイラストはみんな少しデザインが違うんだよね。天野先生のクイナ、ホントに神がかってるといつも思う。ビビの配色もかなり好き。あとジタンの等身がちゃんと高いのも良き。
そんな皆が揃った(その絵には何故かクイナ不在)イラストにパートナーがいたく感動していたので、一緒に来れてホントに良かったなぁと思うよ。

ちょっと残念だったのは絵を買って欲しい運営会社の営業がしつこかったかなぁ…!
関係値を作る為に割と頻繁に話しかけてくるし、最後には腰据えて営業トークかまされちゃったよ。多分営業もマネージャー的な人がいるんだろう、その為の名札と番号なんだろうなとその時合点がいった。

無料で入場させて貰ってるし、そこについては余り言い過ぎても良くないから今後も頑張って下さいと応援しておく。展示会自体はとてもいい体験をさせて頂けたので、本当にありがとうございました!最高でした!

帰りに美味しいタルト屋さんに寄ってスイーツを買い、パートナーが注文していたイシュガルドの紅茶と一緒に楽しみましたとさ。

サツマイモのパイと紅茶

おわり〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?