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気になる女(ひと)

どうも私はイディナ・メンゼルという人が好きだ。瞑想で思いをめぐらしていたら、何回もこの人に関わる映像に戻ってくる。

アナと雪の女王

イディナ・メンゼルは、一番わかりやすいところで、『アナと雪の女王』の英語版のエルサの声を担当した人。Let it goを歌い上げていた方です。松たか子バージョンも好きだけど、というか、松たか子自体も好きだ。それはともかく、イディナ・メンゼルの力強い歌声はお腹の底まで響く。

glee

この人をちゃんと認識したのは、『glee』というアメリカドラマ。高校生のゴスペル部の話で、主人公の女の子と歌い上げるレディー・ガガのポーカーフェイスがグッとくる。ドラマの中にちょこちょこ出てきては素敵に歌を聞かせてくれる。イディナ・メンゼルの歌声を聞くと、すごく力をもらえるような気がする。

魔法にかけられて

ドラマでイディナ・メンゼルの歌声に惚れたのと前後して、ディズニー映画の「魔法にかけられて」を見て、彼女を発見した。

この映画では、主人公のライバルの立ち位置なんだけど、結局いい人やん!って思うし、夢見る少女心を持っている大人の役だと思う。映画内では特に歌うシーンもなく、イディナ・メンゼルの無駄使い!!と思ってしまう。ホントもったいない。

この映画自体もすごく好き。プリンセス映画のむちゃくちゃ感と、現実っぽい社会でのミラクル感と、歌って踊って魅せてくれるのが、好きだ。

RENT

そもそも、イディナ・メンゼルが有名なのは、ブロードウェイ・ミュージカルで素晴らしい功績を残しているかららしい。ドラマ『glee』でも、ブロードウェイのスターたちがたくさん出てくる。

イディナ・メンゼルが『RENT』で有名になった人だと知ったときは、ほっほ~と思った。私の最高に惚れた映画『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の中にもRENTが出てきて、有名なミュージカルなんだろうな、と思っていた。

ただ、RENTの映画も見たけど、なんか悲しくてあまり入り込めなかった。ヘドウィグの方が断然好きだ。心の叫びみたいなものと、美しく楽しくもある楽曲たちに惹かれる。ヘドウィグに心が惹かれる話はまた別の機会にして。

シンデレラ

イディナ・メンゼルの歌の素晴らしさに、最近また触れたのは、子どもが見ていたAmazonプライムの映画『シンデレラ』。これもミュージカルで、どの歌も素敵。イディナ・メンゼルはシンデレラの継母役なんだけど、彼女が好きだからというのと、娘たちを思う気持ち、男社会で生きていかないといけない状況に想いを馳せて、同情してしまう。

これまでは単純な「悪」として描かれてきた悪役たちが、人間らしさを伴って描かれるのを見ると、どうしても心を重ねてしまう自分がいる。

このDream Girlという歌は、自分の夢を叶えられない、間違った時代に生まれてしまったことへの、怒りや哀しみで溢れていると思う。すごく、すごく心をわしづかみにされる。

自分の置かれた状況へのどうしようもない絶望や怒りと、夢を描き希望に溢れる若者への嫉妬で狂いそうな想いを、ピアノを弾くことにぶつける。何回見てもピアノを弾くところで、思わず涙が出てきてしまう。ピアノを乱れ弾いて、やっとその想いを押し殺せる。

頭に浮かんでいた曲たちを、ここにまとめられて満足。当初、自分の瞑想に出てきた映像を書き残したかったけど、自分の好きな映画たちの話なので、なんだかな、と思ってイディナ・メンゼルでまとめてみた。

瞑想とエルサ

ついでだから、書いてみよう。笑。

この日は、どんな階段を下りていこうかなーと思ったら、雪深い景色が出てきて。雪を踏みしめながら滑らないよう気をつけて階段を下りる。

どんなドアを開けようかなーと思ったら、分厚い氷のドアが出てきたので、重たそうなそのドアを開ける。

その先に何が見えるかと思ったら、やっぱりドラマ『ワンスアポンアタイム』の世界だった。ホント私、この世界が好きみたい。

雪と氷に囲まれた中に、エルサが困った顔をして立っている。ちなみに、このエルサもドラマの中のエルサが出てきてる。困ったエルサを見ていたら、アナがエルサを助けようと旅をしてる場面が出てきた。

アナは羊飼いの家で泊まらせてもらって、また旅立つ。羊飼いは後で白雪姫の王子になる人だけど、今はまだまさか王子になるとは思ってないときだなーと思ったり。羊飼いの家から、丘の上に目線を動かすと、そこに別の王子らしき人が小さく見える。

あれは誰かしらと思ったら、『魔法にかけられて』のエドワード王子。ジゼルを追いかけて現実の世界に乗り込んできた人だ。ニューヨークの街中で、バスをモンスターと思って剣を突き刺していた。バスに乗っていた小柄なお婆ちゃんは、荷物を剣で貫かれて、危うく殺されかけたわとブツブツ言う。

そのお婆ちゃんは、セントラルパークのベンチに座っているときに、ジゼルに会い、ジゼルがかわいそうに、と、ロバートにもらったばかりのお金をあげる。ロバートがそんなに良い人間ばかりではないから、簡単にお金をあげてはいけないと、ジゼルを諭して連れていく。そして、ジゼルが「How does she know you love her~」と歌い出す。

歌は早送り(笑)して、終わりの方の鳩たちがハートの形をしたフラワーアートをナンシーに届けるのを想う。ナンシーはこのロマンチックなプレゼントが嬉しかったんだなぁと思う。

そういえば、ナンシーはエルサだったな。シンデレラの継母でもあるけど。

今度はアニメのエルサを思い起こす。レリゴーの歌が流れ出す。エルサはウェーゼルトン公爵に「Monster!」と言われて逃げた。傷つきながらも、一人になって自由になって、自分の力が本当はどんなものなのか、どこまでできるのか試したくなる。氷の橋を創り出し、大きなお城まで創り出した。

この辺りで瞑想は終わり。
ふぅーっと一息ついて、化け物と思って隠しているものが、解放したらどれぐらいのことができるのか、わくわくしたのをもう一度味わう。

ドラマや映画のシーンをひたすら再生しているのだけど、そこに自分の心が現れる。すごく不思議な体験が、やっぱり面白くて、すごく楽しい。

あー、長くなった。
瞑想自体も楽しいし、イディナ・メンゼルの歌を聞くのも楽しい。私にとって大切な要素たちなんだと思う。

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