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幸せは自分でつくる

自分で幸せになる

私、何でもゴールをとりあえず決めるのが好きで、子育てのゴールは「子どもが自分で幸せになること」だと思っている。

そのためには、私が自分で幸せになるところを見せたいと思っている。本当はずっと笑顔でいたいのに、怒りまくってることもある。泣いてしまうこともある。でも、やりたいことをやっているし、やらないといけないことも、それなりにやっているつもり。

自分で選んで、自分で決める

「自分で幸せになる」のに必要なのは、「自分で選んで、自分で決めること」だと思っている。

子どもに選択肢として何を見せるのか、も大事だし、だからといって、選択肢を大人が限定してしまうのも違うように思う。ただ、子どもからでは見えない遠くのものを、大人が指差して注意を引いて、こんなものもあるよ、と世界を広げることはできると思う。

自分で決めていれば、何かうまく行かなくても、次にどうするかは自分次第になってくる。それを、親が決めたから、大人が決めたから、誰かが決めたから、と言い訳できてしまうと、嫌なことから逃げてしまいたくなる。たまには逃げることも大事だけど、「今は逃げるんだ」と自分で決めることが次の一手につながるように思う。

決まってるから大丈夫

最近、どうもこの世界で自分に起こることは全て決まってるらしい、という考えに行き着いた。決まってるけど、それを決めてるのは「自分」らしい。

自分がふわっと良い気分で心に描くものが、自分が本当に求めて実現しようとする「決まってるもの」に一致するそうだ。

自分で決めたことが、本当は決まってることだとしても、「自分で決めたんだ」と感じることは幸せを感じるのに絶対に必要だと思っている。

決まってるから何もしなくていい、になってしまうのは、すごく嫌。決まってるから何をしても大丈夫、心配しなくていい、と考えたいと思う。

今と可能性と

3歳の子どもが「がんばろーの歌見たい」と言うけどわからなくて、上の子が教えてくれた。優里の『ビリミリオン』。

一緒にYouTubeで見て、思わず泣いてしまった。
面白くもなく、ただ生きている毎日でさえも、自分で一つ一つ決めていき、これから誰かや何かと出会う可能性が待っていることが、すごく大切で貴重で。お金とは引き換えにならない。

お金や地位や家族が、ただそこにあるのが大事なんじゃなくて、出会ったり決めたり、困ったり泣いたり笑ったり、一緒に作り上げてきた時間が大事なんだ、そんな気持ちになる。今あるもの、今いる人、今のこの状態が、本当に奇跡のように大切でありがたいことだなぁと、心の底から感じられた。

歌の最後に繰り返される「頑張ろう」に、今の一瞬一瞬を大切にして前を向いていこう、とパワーをもらえた。

決めてないことの不幸さと、決めたことの幸せと

いくら、まわりから恵まれてると思われていても、本人は不幸感に苛まれているのを目の当たりにしたことがある。ただ与えられてきただけで、自分で決めてきてないことが不幸感につながっている。そして、珍しく自分で決めたことが失敗に感じた瞬間、その暗闇に囚われて、何十年も苦しむことさえある。

でも、その自分で決めて失敗だと思い込んでいたことが、実は他の人に豊かなものや素晴らしいものを与えてきたことに気づいたり。しょうがなく選んできたように思っていたのが、実は他の選択肢に目も向けず、自分で選んできたんだと気づいたり。そこに気づいて、一気に暗闇から引っ張り出されて、心穏やかになるのを目の当たりにした。

自分で決めてないと感じることは不幸感につながるし、自分で決めたんだと感じることは、幸せにつながるのだ。

私の幸せ

子どもたちが自分で決められるように、自分で決めたことに自信が持てるように、失敗しても受け止めて前に進むステップにしていけるように、見守れることが私にとって幸せなのだと思う。

つらいことや悲しいことがあったとしても、その側にある優しさやありがたさ、そして乗り越えた後に待っている何かに、気づき受け止めていく心を、自分も持っていたいし、子どもたちにも持っていてほしいな、と思っている。

自分の心に従って決めたことや、誰かに決められたことを打ち破るだけの「自分の意志」が垣間見えるときに、私の心は動くようだ。音楽や物語、本や映画はそんな心の動きを感じさせてくれる。その心が動いた瞬間、すごく幸せな気持ちになる。

幸せは自分でつくるもの。それは子どもたちにも伝えていきたいと思う。


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