「聞く」ために「聴いてもらう」
スクールソーシャルワーカー(SSW)さんのお話を聞く機会があって、すごく優しい気持ちになった。
今回、子どもが通う小学校に、スクールソーシャルワーカー(SSW)さんという方がいることを知った。
スクールカウンセラー(SC)さんがいて、児童・生徒だけでなく家族も悩みなど相談できることは知っていた。
SSWさんは、最近落ち込んでいそうとか、様子が違うとかの情報をもとに、家族や教師とは違う第三者のサポートが必要そうな児童・生徒を見守り、声かけをするらしい。子どもが落ち着いて生活できるように、おうちの人のサポートもするらしい、と知った。
本人以外からの情報で、サポートが必要そうとされた児童・生徒に、SSWさんから声をかけ、ある程度心を開いて話してもらうのは、なかなかハードルが高いそうだ。
そっと寄り添って、児童・生徒が話したいことにしっかり耳を傾けるという。その姿勢を聞いて、すごく勉強になった。一方的なアドバイスはしないようにする。聞くときは聞く。話すときは話す。見るときは見る。
傾聴など「聴く」ことが重視されがちだけど、「聞く」ことも実は難しいそう。
自分の子どもが話しかけてきたとき、他のことに気を取られて、聞いているようで聞いてないことは多い。子どもたちも、話半分に聞いてることを敏感に察知している気がする。
「子どもの話を聞くために、自分の話を聴いてもらう」のが大事ですと。
とても印象的で、ちょっと泣きそうになった。
心に余裕がないと、人の話はなかなか聞けないです。
まずは、自分の話を聴いてもらいましょう。自分の気持ちを話しましょう。
問題を魔法のように解決できるわけではないけれど、そういうときにSSWやSCに声をかけてもらったらいいですよ、と。
その場でSSWさんのお話を聞いていた人の多くが、それはぜひ、お話ししたいです!!!と前のめりになっていたように思う。
私も、聞いてもらいたい、話したい、という気持ちになった。
同時に、私も「『大切な誰かの話を聞くために、まず自分の気持ちを話したい人』の話を聴きたい!!」と思った。
自分の気持ちを話したい思いも、もちろんある。でも、それは、noteに書くことが満たしてくれてるように思う。
結局、私は、誰かに話すことで自分はこう思っていたんだ!と気づきたいんだと思う。だから、noteに記事を書くことで、私こんなこと考えてるんだ、こんな気持ちなんだ、と気づくことができている。
私のnoteさん(擬人化)、そして、今これを読んでくださってる皆さんに、思いを聴いてもらっているのだと思う。
「大切な誰かの話を聞くために、まず自分の気持ちを話したい人」の話を聴く。
なんか新しい自分の価値観に出会えた気がする。
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