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バリア!

もう気にしなくていい

自分が仮想現実に生きているという考え、今まで「ある」と思っていたものは自分が創り出したもので、そこには「ない」という考えに出会った。量子力学のお話を聞いて、なぜか、すとーんと腑に落ちてしまった。

そしたら、もう、自分が他人からどう思われているかとか、誰かのために何かをしなければならないとか、そういうのは要らないんだ、と思えるようになり始めた。とはいえ、まだ、行ったり来たりしていて、人の目が気になったりすることもある。でも、いや、自分の気持ちをまずは受け止めるところを大事にしよう、と思えている。

聴力と引き換えに学んだこと

次女の妊娠中に突発性難聴になって、今も左耳は高い音が聞こえない。なんとなく音がぼわっと聞こえるし、左後ろから誰かが声をかけてきても、全然気づけなかったりする。

当時は、職場の人間関係が難しく、自分がずーーーっと隠していた怒りとか負の感情が放たれた日に、耳が聞こえなくなってしまった。私は、誰の声を聞きたくないと感じていたのだろう?

一緒にいてしんどいなと思う人に、頑張っていい顔をし続けた結果がこれだったのだと思う。どうも、その人と話した後は自分のことを責めてしまう。一緒に働き始めてから2週間で、夜眠れなくなった。私は誰彼かまわずに良い気を放ってしまっていたのだと思う。そして、吸い尽くされて、気力もなくなり、身体も壊してしまった。人間不信に陥り、まわりの人を誰一人信じられなくなった。

エネルギーを吸うこの不幸な人は、一体どうなって、そうなってしまったんだろうと興味をもってしまい、深みにハマってしまった。過去の家族関係の難しさ、地域関係の難しさ、親から得られなかった何かが、恨み言になって延々と続く。その人のまわりにいる人は、全員、攻撃対象になるらしい。直接話すとめちゃくちゃ良い顔をして親切なのに、陰ではあることないこと悪口を言う。どうやらその人には、本当にそんな風にすべてが悪く見えるらしい。何か良い方向性で物事を見られるようにならないか、と言葉をかけてみても、ドロドロぐるぐるとした闇の中に吸い込まれて、あっという間に見え無くなってしまう。そして、自分自身もその闇に吸い込まれそうになったのだけれど、物理的に離れることができ、その後なんとか切り離せるようになった。

なんとか闇に引き込まれるのを免れて、跳ね返せるようになると、その人は職場から離れていった。でも、自分が陥った人間不信からは、回復するのに5年以上かかった。

今もまだ、たまに闇の中にいる人に出会う。でも、もう私は引き込まれずに済んでいるし、引き込まれてしんどくなりそうな誰かを引っ張り戻すことも、少しできているように思う。

そんな人に出会ったこと自体も、自分が何かを学ぶために自分で創り出したものだとしたら、学んだかいがあったのかもしれない。

おかげで闇に対するセンサーが発達したのかもしれない。そして、闇を作り出した生い立ちなんかも、聞き取れたのは学びが大きかったように思う。

もう人のことは気にしない。自分のことだけでいい。その軸を持っていれば、闇に引き込まれずに済むと思う。

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