補遺

日本
 7/24に日本の歴代最長政権を担い、親台湾派であった総理大臣、安倍晋三が射殺された。統一教会に家族と人生をメチャクチャにされた恨みを募らせ、式典に挨拶をしたという理由と、現在の総裁の警備が厳しかったと言う理由から射殺を行ったとする犯人が捕まっている。また、これに対して左派及びメディアからは自民党と統一教会に対する潔癖的な反発がある。国葬は9/27、両国国技館で開催される見通しだ。なお、8/10に岸田文雄総理は内閣改造を発表した。

台湾
 8/2にナンシー・ペロシ米下院議長がアジア歴訪中に訪台した。「バイデン政権と蔡英文政権の強い制止を無視し、自己のレガシー(歴史的評価)を追求するためだった」とする見方もある。訪台に際しては第一列島線に沿って飛行したり、かなりトリッキーなことをしていた。www.flightradar24.comでは300万人以上のアクセスが集中しサーバーがダウンした。
 台湾においては2月に始まったロシアのウクライナ侵攻に係る米国の不介入発言/曖昧な態度や、過去の武器売却の経緯などを踏まえ、バイデン政権による台湾の主権へのコミット/台湾防衛に対する態度についての不信感があったためか、総じて訪台を歓迎するムードであった。

米国
後述の中国のヒートアップする言論に対応するため、沖縄に空中給油機22機を集めた他、フィリピン北部東側に空母ロナルド・レーガン、沖縄南に強襲揚陸艦トリポリ、九州南部に強襲揚陸艦アメリカを配備した。


中国
 訪台前には環球時報の元編集長が撃墜しろ!などというコメントをTwitterに載せたり(後に削除)、習近平とバイデンの米中首脳会談に於いても「火遊びをするものはその火に焼かれる」などの言葉を用いて、訪台中止を求めたが、アメリカ側は三権分立をタテにこれを拒否していた。
 ペロシ下院議長の離台を前に4日間に渡る軍事演習の実施を宣言した。中国が公開した演習エリアには日本の排他的経済水域(EEZ)を含むエリアが設定されていた。

 中国軍は4日、中国本土から11発の弾道ミサイルを発射し、台湾(台北)上空を通過するルートで、日本のEEZに5発着弾させた。中国の華春瑩報道官は日本との間で協議中のエリアで、日本のEEZとは認めていない旨の発言をしており、中国軍からも日本の沖縄攻撃を想定したものだと明言している。今回の演習により中国は台湾海峡の中台中間線を侵犯。無効化を図っている。また72時間の演習終了後も軍事演習を継続している。(2022/08/10時点での話)

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