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グッズ厨をやめたいから10年分のグッズを片付けてみた


整理した結果

まず私の実例からお伝えします。
整理期間は約半年です。

回収した金額:約50万
└ Twitter譲渡:8万
 駿〇屋(あんしん買取):2.5万
 〇-books:4万
 メルカリ:35万
 グッ〇メイト:0.5万

整理した個数:約2100個
└ 缶バッジ:800個
 紙類:500枚
 アクリル系小物:80個
 ストラップ系:100個
 痛バ:6個
 フィギュア:10個
 ぬいぐるみ系:30個
 駿〇屋:119個
 〇-books:175個
 グッ〇メイト:300個

ドン引きですね!
金額は予め分かっていたのですが、個数はメモ書きに残しておいただけだったため初めて総数を知りました。
ちなみに、あらかたの整理は終わっているのですがまだ少し残っているためここからさらに増えると思うと蕁麻疹が出てきます。
10年分って考えればマシなのか、マシじゃないのか。

スペック

20代女性、社会人、実家暮らし、奨学金有(100万くらい)
集めていたジャンルはドドドドドドドドドマイナーな作品と超メジャーソシャゲ、声優、舞台俳優さんです。
正確な年齢は伏せますがおよそ10年間ほどグッズ厨をしていました。
先日まで一人暮らしをしていたのですが転職した都合で実家にUターンしています。
貯金は50万以上、100万以下。

グッズ厨をやめるきっかけ

色々ありますが、一番のきっかけは引っ越しだったと思います。
段ボールに荷物をまとめていて自分の荷物量の多さにドン引きしました。
私は2、3年前からグッズ厨をやめたくてじわじわと整理を進めていたのですが、それでもB4クリアケース16個分、120サイズくらいの段ボール3箱分くらいあって…。
絶望しました。

グッズ厨をやめるために行ったこと

1.どうしてグッズ厨をやめたいか整理する

グッズ厨をやめる理由を自分の中で納得させないとリバウンドしてしまいます。
お金のため、年齢的に等なんでもいいです。

私がグッズ集めをしていた主な理由はSNSで自慢したいと思ってしまうマウント精神、所謂高レートを引けたときのドーパミン(ギャンブル依存症)です。
あとは今まで買ってきたからという惰性とコンプリート欲からでした。

自分にとって必要か、必要じゃないかを考えるといいです。

2.目標、残すグッズを決める

グッズ厨をやめるにあたり、闇雲に整理しても途中でやる気を失ってしまいます。

そのため、私はまず目標を決めました。
私の場合は部屋をスッキリさせる、クリアケースを全て処分する、の2点です。
クリアケースを全て処分したときは爽快でした。

残すグッズについては人それぞれですが、私はアクスタと紙類が大好きなのでそれだけ残しました。
ただ現時点ではアクスタを飾っておらず、紙類同様にファイリングしてしまいこんでいるためそのうち処分してしまうかもしれません。

3.痛バを解体する、売る

無限回収はしておらず、痛バ作成分だけ缶バッジを集めていました。
個人的に缶バッジが一番使用用途のないグッズだと思っています。

1個1万円くらいの激レア缶バッジも所有していたのですが、持っている自分に満足していた、SNS映えを狙った承認欲求のためだと気づいたため未練を断ち切るためにもカバン本体を処分することにしました。

カバン本体がなくなれば缶バッジを所有している理由もなくなり、難なく手放そう、という気持ちになりました。

4.グッズを売る

あとはとにかくグッズを売ります。
出品しても売れない、譲り先が決まらないグッズは友人にあげるか捨てたりしました。
いつまでも売れないグッズを残しておくと精神的にもよくないので期日を決めることをお勧めします。

メ〇カリ、Twitter→〇-books→駿〇屋→グッ〇メイトの順で私は利用しました。
下記にそれぞれのメリット、デメリットを記載します。

メ〇カリ
メリット:ものによっては高く売れる、海外ファンがいる作品は代行業者が購入してくれるため売れやすい
デメリット:手間と時間がかかる、売れないときは売れないため即時整理には向かない

Twitter
メリット:高く売れる
デメリット:個人やり取りのため個人情報の取り扱いに不安がある

〇-books
メリット:ある程度の額で買取をしてもらえる、1個しかないグッズや紙類等売るのが面倒なグッズもまとめて買い取ってもらえる
デメリット:在庫状況によっては買取不可のものがある、休日はめちゃくちゃ時間がかかる

駿〇屋
メリット:予め値段がわかるため高く買い取ってもらえる、一定の額を越えれば送料がかからない、割となんでも買取しているため手当たり次第送れる
デメリット:見積、送ってから、とにかく時間がかかる

グッ〇メイト
メリット:無料で段ボールがもらえる、送料タダ。とにかくなんでも買い取ってもらえる
デメリット:査定金額が死ぬほど安い

メ〇カリ、Twitterで決まらなかったものを各種中古店に持っていって整理を進めました。
駿〇屋は買取金額によって送料が無料になるため本当に売れない、買取が見込めないグッズはグッ〇メイトに送りました。
調べれば分かりますが死ぬほど査定額が低いため、捨てる気持ちで送るのをオススメします。
何でも送れるため、最終的な処分の際にはとても助かりました。

5.残ったグッズを片付ける

ここまで達成できればあと少しです。
残したグッズを確認して整理します。
前述にも記載しましたが、私はアクスタと紙類は見返すし使用するため残しました。
ファイリングして棚に片付けてあります。
整理していく中でやっぱこれいらないな、と思うこともあったため、今後も定期的に確認を行うつもりです。

6.得たお金を【グッズ以外】で使用する

個人的にこれが一番大切だと思います。
グッズを片付けていく中でたくさんのお金を得ました。
ここで、敢えて貯めるのではなく使うようにします。

何でかと言うと、金銭感覚のズレを治すためです。

売上金を使用して親にご飯を奢ったり、買うのを我慢していた洋服や化粧品を購入したところ、満足感が違いました。

グッズの多くは買って終わり、飾るかしまい込むだけです。
ただの見栄のために数十万円もかけてたのか…と思うと愕然としました。

また使用することによってこれって缶バッジ〇個分なの!?!?缶バッジって高い!!!ほかのことに使ったほうがいいじゃん!!と思えるようになりました。

あと個人的に効いたのは、缶バッジ1個で牛丼が1杯食べられると気づいた時です(庶民過ぎ)。
集めていた缶バッジがお昼ご飯と同等って考えると怖くなりますよ。

グッズを片付けて思ったこと

昨今、推し活と称してグッズを集める方が増えました。

積んだ人が偉い世界、SNSに影響されてキャパシティを越える無茶な積み方をして飛んで、注意喚起をされている方を見るたびに心が苦しくなります。

グッズ厨をやっていた私からすれば、グッズ収集なんて趣味やらないほうが絶対にいいです。

お金は勿体ないし、何より時間が…。
私は貴重な学生時代をグッズ集めに使ってしまったことを後悔しています。
取引やメルカリに張り付いている時間があれば勉強すればよかったです。
勉強していればあれが出来たかもしれない、夢が叶ったかもしれないと考えると後悔の念でいっぱいになります。

若い時間って貴重なんですよ。

自分の許容範囲内で楽しめてる方もいれば、自転車操業に苦しんでいたり、消費者金融に手を出してしまった方もいるかもしれません。

そんなグッズ厨をやめたい誰かの参考になれば幸いです。

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