エスカレーター方式でうっかり出世しちゃった人ってほんと学ばないよね

以前は大企業でそこそこの肩書を持って働いていたが、今はフリーランスなので肩書きがない。その分、常に自分のスキルで勝負するしかないので、シビアである一方、学び続けようという意欲が湧くので、結構気に入っている。「学び」とはなにか、を書くと長くなるのでここでは簡単にいうが、要は 以下の2つだと私は考えている。

a)トレンド知識(例えば新しいデジタル広告について、新たな広告効果測定など。手法エンジニアだったら新しい言語。つまり、最新トレンドに追いつくためのスキル) 

 b)普遍的スキルの獲得(例えばロジカルシンキング、ピープルマネジメント、英語など) 

これまでの仕事柄、大企業〜ベンチャーの社長と接することが多かったが、今はとある地方都市にいるので、大企業の支社長クラス〜まだ立ち上げたばかりのベンチャーの幹部クラスなど、相手が代わり、いろいろ発見がある。

普遍的な法則ではないが、わたしが見る限り以下の法則がある。

1)伝統的大企業の役員〜中間管理職だと、あまり新しいことを学ぼうとしないか、年下、格下から学ぼういう発想がない。ただし、社長になるとそうでもない。

2)ベンチャーの創業社長(創業して20年以内くらいまで)は学ぶことを厭わないし、年下、格下からも積極的に学ぶ

3)ベンチャーの管理職でも、「大企業から転職してきた」「勝手に会社が大きくなってくれたのでスライド式に部下が増え、自動的に偉くなってしまった」人たち、つまり乗ってたエスカレーターで勝手に上の階に運ばれた人は学ばない傾向あり。

3)は最近特に実感している。「いやいや、出世するのはそれなりに成果が出たんだよ」という意見もあるだろうし当の本人もそう思ってることが多い。しかし、わかりやすいパラメータがある。3)の人たちは、野生のカンがあるのか、仮にいい条件の転職の誘いがあっても転職しない。今のポジションが自分の能力に見合ってない(悪い意味で)とわかっているのだ。

たまに、うっかりそれで転職してしまう人がいたが、そういう人はもれなくすぐ次の職場を辞めている(ほぼクビの状態)。哀れである。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?