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「疲れていない万全な日」など存在しない

 仕事終わったら今日はちょっと凝った料理を作ろうかな?掃除も溜めてるからきちんとやっときたいな。いやいや今日はあのネタが描きたいから漫画も描いちゃおう。

 わたしの仕事中の妄想である。

 朝から晩までみっちり働いて、帰宅。
 部屋にたどり着いた瞬間に気が抜けて、さっきまでしていた妄想、一体どこに行ってしまったのというぐらい、何もしたくなくなる。料理なんか作りたいわけないし、掃除なんかできなくてまた溜まっていく。
 最高に面白いと思ってた漫画のネタは当然描く元気なんてなく、結局消化しないままになっていく。布団に横たわってツイッターの画面を何時間もスライドする指だけが元気だ。

 ふんわり気づいたのだが、「疲れてない日」なんてないんだ。1日をだいたい終えてればHPは半分以下か赤く点滅してるかもしれないし、MPも0かもしれん。
でも何か成し遂げようと思うなら、どれだけ志が高かろうが、行動しないと何も起きないことも結構最近わかった。

 「こうしたいなあ~」「やるぞ~♡」となんぼ威勢よく思っていても、今日は疲れてるしなーといって毎日布団に横たわるだけだと何も成し遂げられない。そして人間は1日起きてるとだいたい疲れる。

 やりたいことに対して100%時間が使える時間リッチなら別だが、残念ながらわたしは平凡なサラリーマンなので、1日の、1週間の寝ていない時間のほとんどの部分を、雇い主の会社のために使わないといけない。

 その会社のための労働は特に自分のやりたいことでもなく、自己実現に結びつくわけでもなく、特別会社愛や強烈な出世欲などもないため、この時間は完全なライスワークだ。
 やらなくていいならやらないし、使いたくない時間だ。1億円当たったら一瞬で辞める。(今の会社のことは嫌いではない。でもわたしは自分の時間を強制的に拘束されたりと自分の時間の使い方を他人の都合で決められる労働自体が嫌いなので…)
 今のところ現実はそうではないので、飯を食うために現状1日の時間のほとんどを他人が作った会社の売上を上げるためだけに、会社の人の自己実現のためだけに明け渡している。

 必然的に、自分がやりたいなーと思っていること、さらに会社以外のことでやらなければならないことは1日の起きている時間から、労働時間を引いたあまりのわずかな時間でやりくりする必要がある。この記事もそんなわずかな時間を使って書かれている。

 帰って、体力があったら。元気があったら。眠たくなかったら、調子がよかったら、万全の環境が整っていたらやろう。と思っても、そういう日はそもそもないんだと思っていたほうがいいらしいなと気がついた。

 なのでやりたいことや続けたいことがある場合は、万全じゃない状況でも、HPが赤く点滅しててもできるレベルでもできる小ささに砕いておくのがいい。そうじゃないと、そもそも何もできないまま1日が終わってしまう。

 布団で横たわりながら「あれしたいな」「これしたいな」と妄想を続けて、いくら効率の良い段取りを脳みその中で考えても、現実は何も変わらない。だから、死にそうで、血反吐吐きそうになりながらでも、ほんの1つでいいから行動する必要がある。

 やりたいことがあるくせに、今日は疲れてるし、眠いしやめとこ、という理由でやらないでいるとそれが毎日続き、結局一生できる日がこないと気づいた、というだけの日記でした。
 疲れててもやれ。漫画を描け。線一本でもいいから引け。疲れてない日なんてのはないんだから。わたし。

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