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Twitter認証バッジの申請方法まとめ|企業アカウント公式マークの条件【2021】

Twitter社が「認証済みバッジ」の申請受付を5月20日に再開し、企業や著名人の公式アカウントを中心に話題になっています。認証バッジは誰もが申請可能ですが、認証を受けるためには必要な条件があります。申請方法注意点をまとめました。

※5月29日に申請受付が一時停止しましたが、6月2日に再々開されました。

【1】認証済みバッジの申請受付再開で何が変わった?

通称「公式マーク」「認証バッジ」とも呼ばれる認証済みバッジは、2017年に申請受付を中断して以降、申請できない状態が続いていました。しかし、このたび新たな認証プロセスが導入され、申請受付が再開されました。

認証済みバッジはアカウントが本人または公式のものであることの印として利用されてきましたが、これまでの認証手続きでは「暴力やヘイトスピーチの助長」や「利用規約の違反」にあたるアカウントも対象になっていたために、認証プロセス自体の見直しが進められていました。

このような経緯から、今回の申請受付再開では認証の資格やプロセスなどをより公正なものにするために新たな認証ポリシーが設けられています。その変更点をもとに、次項から認証に必要な条件を見ていきましょう。


【2】認証の必要条件(認証ポリシーの変更点)

新たな認証ポリシーを要約すると、アカウントが認証を受けるには、高い認知を得ている個人または企業・ブランドなどの代表、またはそれらに関連するものとして、当該アカウントは以下を満たす必要があります。

①アカウントが対象となるカテゴリーに属していること

まず当該アカウントは、下記カテゴリーに該当していなければなりません。

【認証の対象となる6つのカテゴリー】
1. 政府期間
2. 企業、ブランド、組織
3. 報道機関、ジャーナリスト
4. エンターテインメント
5. スポーツとゲーム
6. 活動家、主催者、その他の有識者

それぞれの定義と資格基準は認証ポリシーに詳しくまとめられています。逆にこれらに該当しない場合は、現時点では認証の対象外となります。

ちなみに「2」は、組織の指導者や著名な幹部のアカウントなども対象となっており、企業の公式アカウント以外にも条件を満たせば個人アカウントも認証を受けられます

②アカウント設定にて必要事項が登録されていること

当該アカウントは、下記のすべてが登録されている必要があります。

【アカウント設定の必要事項】
・プロフィール名
・プロフィール画像
・確認済みメールアドレス、または電話番号

これらは、認証ポリシーでは「情報の完全性」「セキュリティ」を判断する要素として設定されています。

③アカウントの状態がアクティブであること

当該アカウントの運用実績として、下記を満たす必要があります。

【アカウント状態の必要事項】
・過去6カ月間アクティブである
・Twitterルールを順守したという記録が残っている

「Twitterルールの順守」は、当該アカウントが過去12か月以内、12時間または7日間ロックされた措置を受けた場合、順守の対象外となります。


【3】企業アカウント:認証済みバッジの申請方法・手順

ここからは企業アカウントを事例に、申請方法と手順を具体的に紹介していきます。まず、過去の申請方法と比べると、主な変更点は下記になります。

【申請方法の主な変更点】
・アカウントの「設定とプライバシー」から直接申請できる
認証カテゴリーを選択する必要がある
・アカウントの信ぴょう性を示すリンクや資料を選択し提示する必要がある
・申請が却下されても、30日後に再申請できる

以前はTwitterのヘルプセンターから申請を行う必要がありましたが、今回の受付再開にあたり、アプリやWebブラウザ上のアカウント設定のページから簡単に申請ができるようになりました。申請手順は以下になります。

1)「設定とプライバシー」から「認証リクエスト」へ進む

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申請はアカウントのホーム画面から行えます。Webブラウザ上では「もっと見る」の中にある「設定とプライバシー」をクリックすると設定画面に切り替わります。そこから「アカウント」→「アカウント情報」へと進みます。

すると、Webブラウザでは「認証済み」、アプリでは「認証リクエスト」という項目が出てきますので、こちらをクリックします。

※2021年6月4日時点で、アカウントによっては「認証済み」「認証リクエスト」の項目が表示されない場合があります。Twitter社は「全利用者へ徐々にアップデートを適用しています。」と5月20日にアナウンスしています。

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「認証リクエスト」をクリックするとこちらの画面に切り替わりますので、「リクエストを開始」から申請を開始します。

2)認証カテゴリーを選択する

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まず、先述した認証の対象となる6つのカテゴリーから、当該アカウントに当てはまるカテゴリーを選択します。各カテゴリーの定義・資格基準はリンクから確認ができます。

今回は企業アカウントの申請と仮定して、「企業、ブランド、または組織」を選択して進めます。

3)信ぴょう性確認のためのURLを入力する

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アカウントの信ぴょう性確認のために、以下に関するURLを計4件以上提示する必要があります。提示といってもこれらに該当するURLを入力するのみなので、提示するURLの精査さえ事前に済んでいれば簡単に次へ進めます。

1. 当該企業について知らせているURL(1件)
公共の指標として、Googleトレンド、公開株式市場、百科事典の特筆性基準を満たしている安定したWikipedia記事などにおける、当該企業が重要な存在であることの証拠となるURL。

2. 当該企業・アカウントについて報道または言及しているURL(3件以上)
企業やアカウントについて報道または言及している、信頼できる報道機関による過去6ヶ月以内の記事などのURL。最大5件まで提示可能。

4)本人確認のための情報を提示する

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下記3つの方法のどれかを選択し、本人確認に必要な情報を入力します。

1. 公的機関から発行された身分証明書
公的機関から発行された身分証明書の写真。

2. 公式メールアドレス
認証アカウントのリクエストに使用した公式メールアドレス。

3. 公式サイト
当該アカウントについて言及している、今回の認証リクエストと関連している公式Webサイト。

「1」については、身分証明書の画像のアップロードが必要ですが、それ以外はメールアドレスやURLを入力するのみです。

5)入力内容を確認・送信する

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すべて入力が完了したら、最後に認証カテゴリ、身元確認方法などの確認がありますので、内容に間違いがなければ「送信」をクリックします。

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すると「リクエストが送信されました」と表示されますので、これで申請は完了です。結果が出るまでに最大7日間かかる可能性があるという記載がありますが、Twitter上での申請者の声を見ると7日間以上かかっているケースが見受けられ、認証まで時間がかかることもあるようです。


【4】企業アカウント 認証済みバッジ申請時の注意点

このように、認証済みバッジの申請自体はとても簡単に行うことができますが、企業アカウントで申請を行う場合、以下について注意が必要です。

1. 認証カテゴリーを精査する
多くの企業アカウントは「2. 企業、ブランド、組織」に当てはまるケースが多いと思いますが、報道機関、またはエンターテイメントやスポーツ関連の企業の場合、それぞれ別で認証カテゴリーが設けられています。認証の詳しい基準は公表されていませんが、申請したカテゴリーに対し、企業・アカウントの実態が則していなければ認証されにくくなる可能性もありますので、あらかじめ資格基準に当てはまるカテゴリーを精査する必要があります。

2. 社内確認・手続きを計画的に進める
申請が簡単にできるようになったからといって、アカウント運用担当者が独断で申請を進めてしまい、その結果、提示資料の不足などにより申請が却下された場合、30日後まで再申請ができなくなります。計画的に認証済みバッジを得るためにも、申請内容の確認・手続きは慎重に行う必要があります。


【5】まとめ

最後に、認証済みバッジの必要条件、申請プロセスの主な変更点などをまとめました。Twitter社によると今年中に「科学者」「研究者」などのカテゴリーが追加される予定とのことで、今後、認証ポリシーがアップデートされていくと思われますが、現時点では以下のようなことがいえます。

【認証済みバッジの必要条件】
①対象となる6つのカテゴリーのいずれかに属していること
②アカウント設定にて必要事項が登録されていること
アカウントの状態がアクティブであること
【認証済みバッジの申請プロセス 変更点】
①アカウントの「設定とプライバシー」ページから申請が行える
②申請者が認証カテゴリーを選択する必要がある
③信ぴょう性を示す参照リンクや資料を選択・提示する必要がある
④申請が却下されても、30日後に再申請できる
【企業アカウントの認証済みバッジ申請時の注意点】
①資格基準に当てはまる認証カテゴリーを精査する
②申請内容の社内確認・手続きは計画的に行う必要がある

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