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個人的名盤レビュー#23 globe 10th ALBUM "globe2 pop/rock" (2005年)

皆さまごきげんよう。Loopです!👼
今回も楽しく個人的名盤レビューのほうやっていきたいと思います!
第23回目はglobeが2005年に発表したこちらの作品っ!!🌎

10th ALBUM "globe2 pop/rock" です~パチパチパチパチ~

小室哲哉氏、KEIKO氏、マーク・パンサー氏による音楽ユニットglobeが、
活動10周年記念作として2005年8月10日に発表したのがこちらの作品です。

1999年以降のglobeは、R&Bをやったり極端にトランスに傾倒してみたり
今作に至るまでの5年ほどはかなりマニアックな路線に突き進んでました。
今作には、そうした数年間の自己満的な音楽への反省が込められており、
往年の作風とは違うもののポップス然とした空気が戻ってきています。

良いか悪いかは別として、一部のコアな層を狙い撃ちしたジャンルから
かなりJ-POPだなと感じるところまで敷居が下げられている作品ですね。
ノリやすい/覚えやすい/リピートしやすい。

ちなみにこのアルバム発売の2005年当時わたくしloopは8歳でしたので、
バリバリ動いていたglobeをリアルタイムで見たのは今作が最初で最後。
電気店にいってもPVが流れていたりしたので凄く印象的な作品です🍊

例のごとく前振りが長くなりました…💦
一曲ずつ触れていくよ~(/・ω・)/

01.Love goes on !!
イントロといい、曲の構成といい夏版"Feel Ⅼike Dance"な感じの曲。
めちゃくちゃライブ向けで陽キャな作風。超明るいです🌞
バンドサウンドを意識したであろうアレンジもとても元気出て良き。
シングル級だと思います。

ただ、歌詞に関しては小室さんの当時の葛藤が出ちゃってるかな??
後期globe(あんま好きな言い方じゃない)はそうゆう曲多いですよね。
音は元気だけど歌詞がなんか元気なようで妙に現実見ているような…。

02.EXPECTATION
KEIKOさんのしゃくりあげるような歌い方が最初かなり衝撃だった曲。
テンション低いとことサビ&サビ付近の吹っ切れ感の落差が凄い!👼
素人がやったら一発で喉を壊してしまいそうな1作です( ˘ω˘)スヤァ

"Be with you, with you…"の繰り返すとこと"あなたと夢をみましょう"
からの一瞬静かで切ない雰囲気になるパートが大大大好きです(*´ω`*)

03.Back 2 Be
初めて聴いた時から大好き。これ、謎のお祭りっぽさがあると思う。
キックの太鼓っぽさと歌詞の詰め込み具合が聴く程クセになる名作。
ただサビのBACK BACK BASIC ブレイクスルー again againの部分は
何度カラオケで歌ってもかっこよく歌えないんですけど…()

バッ!バッ!ベシッ!ベス!アゲアゲ!みたいになるんですけど。
布団叩いてるのかな?みたいな。

あとこの時期はライブ含めMARC氏のラップがかなりラフというか
何処か粗いんですがこの曲にはその粗さがあっている気がします。
(そもそもラップ自体そんなに登場しないけどこの曲)

ただ当時のライブの初期曲でのラップはどうした?感ありました。

04.Here I Am
30thシングル表題曲。アニメ"ブラック・ジャック"の主題歌でした。
これがもう大名曲of大名曲feat大名曲。どこを切り取っても大名曲。
楽曲全体に透明感やみずみずしさを覚えますね…素敵✨

特段意識して書かれたわけではないのかもしれない要素ですけど、
サビ頭に"FREEDOM"って単語が入ってるのグッときちゃう。
景色を切り取るようなサビ以外の歌詞も聴くたび素敵だなって思う。

ただPVの終盤登場するMARC氏の謎電話シーンはシュールが過ぎる。
In your eyes…が"ヘイ…ヤバいっす…"にしか聴こえない。

05.LOST
小室さんの作るこうゆう泣きのメロ本当に好きです。寂しくなるけど。
楽曲の構成としてはとてもとてもシンプルなんだけど素晴らしいのよ。
ラップ要素や細かい作風は違うけど何故かTM NETWORKを思いだす曲。
サビの"~た"で終わる言葉を並べているあたりとかで彷彿とさせる。

というか1998年以降のTMNの楽曲がglobeの影響を受けてましたよね。
小室さん色々並行してやろうとするから…そうゆうとこも好きだけど。

06.Asian Night
妖艶で淫靡な空気が漂う
このアルバムの中でもかなり異色な作風の曲。
ラップというか喋りに近い1番AメロのKEIKOさんのVocalがカッコいい。
タイトルの印象に引っ張られてるところもあるけど、アジアンな曲調。
聴いていると強いお香が焚かれている雑貨店が浮かびますね🐍

歌詞は"LEVEL4"に収録されていた諸々の作品に近しいものがあります。
ちょっと社会風刺混じりな歌詞が多めだった時期でした。

07.goodBye NOW
4分を切る割と短めな曲。チェンバロ系の音が大人っぽくてお洒落。
イントロだけ聴くとアコースティカな路線なのかなっ?て思うけど、
本編はダンスミュージックの要素もしっかり入っている不思議な曲。
最初のMARC氏のパートだけ若干浮いてるけど。

08.Feel Like the Wind
題名が1stシングル"Feel Like Dance"に似てるけど騙されてはならない。
こちらはラテンフレーバーで舞踏会チックな作風に仕上がっています!
こういった作風も10年を経たからこそ生まれたんでしょうね(*´ω`*)

曲始まりは教会音楽っぽくて荘厳な雰囲気。
本編に入るとラテンフレーバーな作風になります。舞踏会チックで。
1回音を切ってまた始まってすぐフェードアウトするアウトロが好き。

09.Judgement
大名曲。
この曲はHere I Amと両A面という扱いで出すべきだったよ!
往年っぽさも新しさも両方が良い形で合体しているマジガチな名作。
どうも小室さんもお気に入りらしく後に数回リメイクしてますね✨
(Remode1版は出た当時なかなか酷評されてましたけど…)

歌詞はTHE青春。ここまで青春モチーフなのも珍しかった気が…。
音も歌も切り気味に発し/鳴らされる曲なのですがそこも好き!!
この頃のKEIKOさんは伸ばすより切る歌い方をされていましたね。

2番始まりの主役がMARC氏なのも素敵。みんなが主人公みたいな。
Lights二部作とかMARC氏の立ち位置が謎のアルバムもあった中で
(実際には作曲やアレンジ面でしっかり関わってくださっていた)
ガッツリ目立つ担当パートが復活しているの嬉しい。

10.SHIFT
これまた名曲。バッハの"小フーガト短調"を大胆に引用しています。
"DON'T LOOK BACK"でのハレルヤ部分を思いだす引用っぷりです。
こうゆうの遊び心があってめちゃ良いですよね🍊

あと小室さんがクラシック引用して作った曲、大体名作なんです。
聴きやすさとかはとりま置いておいて名作・大作のどっちかです。
Human System (globeじゃないけど) も良いもんね。
自曲への組み込みかたが大胆なのに決して破綻していない凄さよ。

また、KEIKOさん歌唱パートの
シ!フ!ト!は!か!の!う!な!こ!と!で!す!かっ!!!
の部分はカラオケで歌うとたいへん気持ちがいいのでお勧めです。
ただMARC氏ラップパートで大体躓きます()

後のRemode版だとアウトロに余韻がなく次曲gardenに行きますが
あそこのカッコよさ異常じゃない!?(ファンのかたに伝われ~!)

11.see the next page
アルバムを締めるインスト。
3分を切る短さですが存在感あるよね。
少なくともこの2005年時点ではまだ何かしてくれそうな予感だとか
この先にもまだ見ぬ音楽待ってるからね!な意思を感じられます。

まぁ、実際もう1枚はフルアルバム"maniac"が出たわけだしね……。
(その後はリミックスやリアレンジ/BOXでの再販がメインになった)

ということで今回はglobeの10作目のフルアルバムを紹介しました!
前紹介したRelation、LEVEL4の2作よりも聴きやすいと思いますので
まだ聴いたことないよ!というかたはぜひ聴いてみてくださいね♪

それではまた別の記事で!('ω')ノ

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