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個人的名盤レビュー#20 B'z 13th ALBUM "BIG MACHINE" (2003年)

皆さまごきげんよう。Loopです👼
今回も個人的名盤レビュー楽しくやって行きたいと思います!!
記念すべき第20回目に紹介するのはB'zが2003年に発表したこちらの作品…

13th ALBUM "BIG MACHINE" です!!パチパチパチパチ~

松本孝弘氏・稲葉浩志氏のお二人による、日本が誇る音楽ユニット"B'z"。
今作はそんなお二人が2003年の9月17日に発表した13作目のフルアルバム。
収録曲13曲中8曲にタイアップが付いているというとてもとても凄い作品、
B'zの分かりやすさとマニアックさ両方兼ね備えているのも特徴です!👼

また、前作"GREEN"に比べて打ち込み色が弱めでバンド然としています。
キーボードや弦・管楽器も使われず、という徹底っぷり。

ということで1曲ずつ触れていきます(/・ω・)/

01.アラクレ
フジテレビ系火曜9時ドラマ"あなたの隣に誰かいる"の主題歌だった曲。
もうこの曲で始まるという時点でこのアルバムは間違いなく名作(極論)
イントロのリフからカッコいいし全体的に抜けも良いロックンロール。
(後の"純情ACTION"も近い系統な気がしていたり。)
タイトルも歌詞も稲葉節さく裂しまくりでそこもたまりません!🤤

初っ端が許されない・見放される、という歌詞から始まるのもらしい。
サビで一応前を向け!って歌われるので"ハ、ハイ!"ってなりますね。

02.野性のENERGY
35thシングル表題曲のアルバムバージョン(特段表記ないのがややこしい)
シングル版とは恐らくMixが違うと思われる…間違っていたらごめんね…。

曲調としては"熱き鼓動の果てに"あたりからの延長線上にある感じです。
こちらのほうがよりバンドサウンド然としている印象はありますね!👼
曲がカッコいいのはもちろんとしてこの曲は稲葉さんの歌詞がヤバイ。
全 現状に納得していない・悩んでいる民に届けたい内容。

"何やっても驚くほど周りについて行けず"
"夢中になれるものを見つけても叩きのめされる"

わりと初っ端に来るこの2フレーズからしてもうヤバすぎません!!??
私は高校2年の進路面談の時期にこの2フレーズがグサグサ来ていました。てかここだけじゃなく歌詞全体が良すぎる。

3分15秒あたりから入るラスサビ前のギターフレーズも絶品。

03.WAKE UP, RIGHT NOW
当時テレビ番組でも披露された曲。何でこの曲はシングルじゃないの?
アルバム曲に留めておくの本当にもったいないレベルの超名曲やん…
1音1音に対しての言葉のはめ方/リズムが気持ちいいんですよね。
あと聴いているだけで前に進んでいけそうな感情にさせてもらえるし。

間奏部分のスタッフさん込みのコーラスも明るい気持ちになれます✨
過去/思い出に囚われなければ何処へだって行ける、よね。

04.儚いダイヤモンド
イントロのキュルキュルしたギターからしてカッコ良すぎるロック曲。
のぼせてっ⤴図に乗りっ⤴みたいな上ずる歌の乗せ方もクセになる!!
3曲目といいこの曲といい音に対しての言葉の乗せ方が凄く良い。

曲調としては前々作"ELEVEN"に近いけどこちらのほうが軽さがある。
2001年の頃のハードロック路線よりもとっつきやすさがありますね🎸
前作"GREEN"を通ってきたことが分かるような。

05.I'm in love?
松本さん曰く往年の名カップリング曲"恋心"のパート2的イメージらしい。
確かに、メロも歌詞も甘酸っぱくて何か近しいものを感じたりしますね。
ただ甘酸っぱいの方向性が少し変化している、進んでいる気も|ω・)
アレンジや言葉選びの変化ゆえ経験を積んでいる空気が出ています。

06.IT'S SHOWTIME!!
34thシングル表題曲のアルバムバージョン、こちらも表記は無しです。
シングル版では打ち込みだったドラムを全部生演奏に差し替えており、
(ドラマーはシェーン・ガラース)
アウトロのギターを変更。ライブ感に溢れたアレンジになりました!!

実はこの34thだけシングルを後追いで買った、という経緯がありまして
先にこちらのアルバム版を聴いてしまってたんです。
後でシングル聴いた時にこんな打ち込み感強かった?ってなった思い出。

個人的には聴いた順番的にもこちらのバージョンのほうが馴染んでます。
生ドラム、というかシンバルの鳴りが良い喧しさなんですよね…( *´艸`)
スタイリッシュじゃなくてワイルドな感じで。

07.愛と憎しみのハジマリ
サビ以外のダークさとサビのポップバラードっぽさの落差が大好きな曲。
イントロのイメージとサビが全然一致しない極めて異色な名作だと思う。
何度聞いてもそのギャップに驚かされて、飽きがこない素晴らしい作品。

歌詞はイラク戦争を知った稲葉さんの思いが込められているとのことで
そうゆう耳で聴くとより刺さるフレーズがたくさん綴られています。
でも何も考えずに聴くと恋愛にも置き換えられる。

とりあえずメッセージだけを打ち出すような歌詞にはしていないので
聴く対象/沁みる対象が絞られすぎていないのは本当に素敵だと思う。

08.BIG MACHINE
表題曲。B'z自身をBIG MACHINE (大きな車輪) と表現している楽曲◎
過去作"RUN"に近いテーマソング的な位置づけの骨太なロックです。
イントロから曲終わりまで本当に太い。渋くて激しくて太い!!!!
全B'z曲の中でも屈指のゴリゴリサウンドなのでは?( ゚д゚)ハッ!

ちなみに私はこの曲で"シリンダー"という言葉を初めて知りました!!

09.Nightbird
タイトル通り、夜を連想させる仄暗い雰囲気のロックバラード作です。
確かのど飴のCM曲にもなってたはず(どうしてこの曲を採用したのか)
上記の謎タイアップは置いといて私が幼少期から激推ししている曲🐥
B'zの作るこうゆうアルバム曲が好きで好きで…。

始まってしばらくはドラムレスで物悲しく進んでいく曲なのですけど
1分27秒あたりからドラムが入ってきて段々派手に展開していきます。
そしてまた曲終わりで始まりの静かさに戻って。構成が美しい✨

10.ブルージーな朝
大好きが過ぎる曲。もうこのアルバム後半の流れが昔から好きすぎる。
この時期に"FRIENDSⅢ"が制作されていたら入ってたでしょこの曲!!
(結局FRIENDSⅢは2021年まで制作されずでした…長かった…)

所謂雰囲気モノ、前作で言うと"美しき世界"あたりの作風なのですが
こうゆうの待ってた!ってファンが一定層いる、はず。いるよね??
この数年後の"結晶"(衝動のカップリング)も親戚みがある。

ジャジーでお洒落な空気が終始漂っている1作。サビは少しポップス。
音はもちろんですがAメロでの喋るような歌の乗せ方も最高にオシャレ。
しれっと"フライデー"が登場するのはいつ聴いてもフフってなるけど。

11.眩しいサイン
懐かしい懐かしい!!あの頃のB'zがやっていそうなタイプの曲です!
具体的にいつ頃かははっきり言えないのにあの頃を感じてしまう名作。
実際、お二人も感じていたみたいであの頃っぽいアレンジをしたそう。

この曲はとにかくずっとお日様が照っているような暖かさがあります。
タイトル通り眩しい、キラキラしている音✨👀

出会いと別れ、みたいなものに対しての主人公の葛藤が描かれますが
この主人公のスタンスが終わり間際までなんか意気地がないんです。
そのことを本人も十二分に理解している描写があったり。

恐らく自立している感じのもう一人の"キミ"を憧れてはいるんだけど
踏み出せない、でも何とか奮い立たせよう、みたいな。
そうゆう胸の内を決して暗くは歌っていないのが凄く良いよね|ω・)
最後の最後サインを確認したのは変化の兆しかな?

12.CHANGE THE FUTURE
アニメ"時空冒険記ゼントリックス"主題歌。
アルバム収録作の中で唯一ロサンゼルスにて制作された楽曲とのこと。
B'zの作品で1位を選ぶとしたらどうする?に私はこの曲を挙げる。

環境問題をテーマにした近未来的なサウンドのハードロックですね。
テーマだけを見ると前作12thに収録された"The Spiral"にも近い印象。
でもこっちのほうが描写も曲調も壮大です。
当初はアルバムラストに収録予定だったのも納得の大作感がある😎

世の中には色んな音楽がありますが何処を切り取ってもカッコいい
みたいな曲にはなかなか出会えない、というか好みがありますから
そこにバシッとハマるものって意外と少ないんですけど、私はね?
このCHANGE THE FUTUREはその少ない中の1つです。

Q.この曲の一番の聴きどころはどこですか?
A.え?全部でしょうがよ(マジギレ) お?

と、そうゆうガラの悪い返しをしちゃうくらいカッコよさしかない。
イントロカッコいい歌いだしカッコいい間奏カッコい…あ?ん???
あっ全部カッコいいじゃん、てなるもん(*´ω`*)

13.ROOTS
"ブラック・ジャック スペシャル~命をめぐる4つの奇跡~"ED
ちょ、まだ名曲あるんですか???って聴くたび困惑する名締め曲。
"BIG MACHINEは前半は勢いあるけど後半ダレるよね"っていう人達、
もう全員どっかの滝に打たれて反省してきてほんとに。

短めの曲が多い本アルバム中で唯一の5分以上の尺を持つ曲ですが
ラストに配置されていることと重すぎない曲調ゆえにダレません。

"起源"という題名なこともあり大陸を超えていく普遍的な事とか
人と人とのつながりと断絶だとかそうゆうものが綴られています。
国を越えた歌詞の描写/優しさは何度聴いてもグッとくる(´;ω;`)

フェードアウトアウトロで余韻を残すような最後も最高なんよ…
また1曲目から聴きたくなる。で多分また同じようにグッとくる。

という事で今回はB'zの13作目のアルバムを紹介しました~!!!
アルバムという形態の良さが存分に味わえる名盤だと思います。
ぜひぜひ聴いてみてください!!!(*- -)(*_ _)ペコリ

それではまた別の記事で!(^_-)-☆

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