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「売り手市場」

今は「売り手市場」と言われて久しいです。特に20代から30半ばの転職は比較的容易になってきており、同じ年代の時に不景気を過ごしてきた私には考えられないような強気な発言をする方や、中堅以下の企業や人材エージェントを見下すような発言や態度を取る若い方が多いと感じています。面談を無断ですっぽかす方も後を絶ちません。私はそのような方々を企業に推薦することは無いので、現状はわかりかねますが、それでも「どこかしらの企業」には採用されるのだろうと思います。
面談時は悪い印象が無くても、書類選考が通り、面接に進んだ途端に、音信不通になったり、面接ドタキャンというケースが後を絶ちません。

最近はさらに、「売り手市場」の年齢は40歳ジャストくらいまでは上がってきている気がします。

一方で、大企業一筋で役職定年を迎えられようとする方、もしくは希望退職に手を挙げた方、ロスジェネ世代の大半、派遣会社を転々とされた方、資格を持っているが事業会社での経験が短い方などには「売り手市場」の実感は無いはずです。このブログを読んで頂いている方の中で、転職活動を3か月続けられている方なら痛いほどわかると思いますが、前職でどんな役職について、輝かしい実績を上げてきたとしても、それに見合う求人が殆ど見つけられないのではないでしょうか。見つけたとしても、転職サイトに応募して、「残念ながらお見送り」云々という返信が来ることばかりではないでしょうか。

転職のポータルサイトの登録者を何もフィルターをかけず見てみると、このような方々が圧倒的大多数を占めています。いつも、本当に残念に思っています。その大半は向上心があり、人物的にも転職に適合性があったりもします。そのような人材を活かすことができれば、停滞している日本の経済も復活すると思えるほどです。
本当にもったいない。
希望の企業への就業のチャンスが、20代から30代半ばの若手だけでは無く、大企業一筋で役職定年を迎えられようとする方、もしくは希望退職に手を挙げた方、ロスジェネ世代の大半、派遣会社を転々とされた方、資格を持っているが事業会社での経験が短い方にまで広げられる環境を作りたいと思っています。

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