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#40 呪術的な日々

こんにちは、心折れたよしのです。

ひとって誰しもが破壊衝動を抱えて生きてるじゃないですか。
「いや、おれはそんな気持ち起きたことないよ」
という、真っ当人間の皮をかぶったド化け物のそこのアナタでも、小さい破壊衝動はあるはずです。

ジェンガもそう。
オムレツだって、古代フランスでワガママ王子の破壊衝動を抑えるために開発された料理だとか、そうじゃないとか。
世の中のほとんどは破壊衝動と共にあり。may the force be with you。


わたしがはじめて破壊衝動を感じたのは、中学生のときでした。
当時は最先端だったMDプレイヤーを買ってもらい、お気に入りの曲を聴きながら気持ちよく自転車を漕いでいたのですが、ふと道端の用水路を眺めて
「いまココに全速力で突っ込んだら、大切なMDも壊れて悲しいだろうな」
と思いつつ、どういうわけかその気持ちから離れられなくなってしまった。

突っ込んでいいわけがない。
水没したら、絶対泣くだろう。
それなのに、なぜか震える手でMDプレイヤーをポケットから取り出して、投げ込んでしまおうか悩みに悩んだ。
自分の操作方法が分からない不安と、すべてまっさらにしてしまいたいという解放感。
わたしが神だったら、天地創造と破滅を繰り返してしまうでしょう。
神でなくてよかった。

それ以来「大切なものだからこそブチ壊したい」という感情は常について回るようになり、ついにこのあいだ仕事で高速道路を走っている最中に「このまま崖に向かって160km出したい」という欲求に駆られた。
これはもう破壊衝動とは違う気がしなくもないのですが、さすがにまだ解脱はしたくないので、なにか手軽に破壊と再生を楽しめる趣味を探しています。
破壊と再生が趣味の方は、ぜひなにかアドバイスください。




あなたがわたしに課金をし、わたしはソシャゲへ課金をします。