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#36 呪術的な日々

髪を伸ばしすぎた。

結婚式が重なりすぎて、どのタイミングで髪を切ればいいか分からなくなってしまいました。
30代の会社員ではちょっとだらしないくらい長い。
メンタルがだらしないキッズなので、見た目くらいちゃんとしないといけない。

しかし、わたしの家系はハゲの生産地。
一家相伝のエリート・ハゲですので、ここまで伸びた髪を切ることには少し罪悪感があります。
せっかく貴重な毛髪を切るなんて。
いい身分ですね、と心の中の先祖たちが囁いてきます。

髪型といえば、将来ぜひやりたいスタイルがある。
坂本龍一の白髪スタイル。
あれはとてもカッコいいですよね。惚れる。

同じ性別・同じメガネ。
しかもわたしは『The Last Emperor』のファン。
坂本龍一スタイルを追求するチケットぐらいは持っているハズです。
なんなら今すぐ髪を白く染め上げたいですが、わたしにはまだあのスタイルが格好つく重みと厚みがない。
さすがプロフェッサー龍一は違います。

ただ、30代後半になったら少しチャレンジしてみたい。歳をとるのが楽しみです。
もし急にキレイな白髪にして出社したら、会社は許してくれるだろうか?
人事に怒られたとしても代々の遺伝子のせいにする気ですので、どうか先祖のゴーストたちは怒って祟らないでほしい。



あなたがわたしに課金をし、わたしはソシャゲへ課金をします。