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#43 呪術的な日々

とにかく誰かに律して欲しくなる時があります。

わたしは社会人として、やや欠落しているようで、ストレスフルになると幽霊に逢いたくなってランニングがてら深夜の墓地を徘徊したり、突然UFOが連れ去ってくれまいかと寒空の下窓全開でただ空を見つめていたりします。
もちろん幽霊は現れてはくれないし、グレイにキャトられもしない。
そういう奴にはむこうも会いたくないのかもしれません。
逆だったらきっと嫌でしょう、めんどくさそうだから。


そんな感じに精神年齢が年々退行しておりますが、実生活もここ最近はちょっとヤバい。
休みの前は深夜を通り越して朝まで映画を観たり、とにかく家から出ることが少なくなって、もう飲み会に誘われない限り都心には全く出ない。
干物男。からっからのミイラ男である。

自分でも「コレはあかんやつ」と思ってはいるのですが、自分を自分でコントロールできないから困っています。
どうして大人になると誰も叱ってくれないのだろう。
叱られたいミイラ男はきっとわたしの他にもいるはず。

いっそコントローラーで操作して欲しいくらいです。
Nintendo SwitchのJoy-Conで動くよう脳にBluetooth埋め込んでくれる闇医者か、操作系の念能力者を誰か紹介してください。

ずっと誰かに監視され続け、指示をもらい続ける人生。
でも案外、わたしたちは何らかに影響を受け続け、それがあたかも自分の意思決定であるかのように錯覚しているのかもしれない。
そんな喜劇のようなディストピアを実は誰しもが演じているのだとしたら、一体どうしてピエロにならずにいられるだろうか。



あなたがわたしに課金をし、わたしはソシャゲへ課金をします。