恋に冒される脳
人はなぜ恋をするのだろう。とベタなことを考えていた。
村上元気の小説に、『恋は風邪と似ている。風邪のウィルスはいつの間にか体を冒し、気づいたら発熱している。だからときが経つにつれ、その熱は失われていく。熱があったことが嘘かのように思える日がやってくる。誰にも避けがたくその瞬間は訪れる。』とある。普段本を読まない私でも大好きな『四月になれば彼女は』という小説だ。
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恋をすると毎日が楽しくなるなんて言うけど、実際はこの文の通り、私たちを冒していく。冒しながらも強く燃える感覚は、その時にしか感じることができなく思い出すことはできない。
人はなぜ恋をするのか。
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