かき
もう5年以上、お世話になっている街・広島。
名産は数多くあれど、代表格は牡蠣だ。
市街地から江波や宇品という町へ行くと、
瀬戸内海が現れ街並みが様変わりする。
宮島行きフェリー乗り場のそばに牡蠣小屋があり、
海の幸をBBQで舌鼓を打てる。
産地で食べるか、都市で食べるか。
海の幸を産地で食べる醍醐味。
たとえば港町で海から上がりたての、
漁師さんが捌いてくれたものを食す。
都市にある、今回は牡蠣に限るが、
商業施設に入っているようなレストランの
オイスターバー。カクテルグラスに、
エビや野菜のマリネや貝類が入った類のものを
ワインでいただく。
都市にアンテナショップなるものがあるのは、
各地が宣伝したい思惑もさることながら、
故郷を思い出したり、現地を想像してみたりしたい
欲求が人々にあるからなのかも。
レストランがダメ、というわけでないけど、
産地のことは思い付きにくそうだ。
(そんな目的でレストランで食事はしないが)
ドイツで飲んだビールが美味しくて、買って
帰国して飲んだらそうでもなかったという話を
聞いて笑ったことがある。
現地の人に怒られるが、その場で食べてすっごく
美味しくて、家で食べたら普通はあり得そうだ。
人は、現地の空気も一緒に食べている。
創作の製作過程を覗きみて、楽しんでいただけたら。