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【東京散歩】西新井駅周辺で飲み&〆のラーメン

遠くに用事があった日の帰り。
今日はもう夕御飯を作る気力もなく、どこかで食べて帰ろうということで、西新井駅周辺をあてもなく友達とぶらぶらしていた。

西新井駅には輸入食品のお店やHoneys(プチプラファッションのお店)があるので元々結構お気に入りの場所だったのだが、夕方ごろに駅を出ると、下町の飲み屋街の明かりがついていて、どこからともなくいい匂いがしてくる。

駅周辺のこういう風景もいいな、と思った。
また好きな場所が増えたことににんまりする。

嫌いな人もいるだろうが、「猥雑な雰囲気」というものは個人的には結構好きだ。
ごちゃごちゃしたモノの中で人が和気あいあいと話していたり、年季が入って傷がついたり黒ずんだテーブルを雑巾でこまめに綺麗にしている様子に温かみを感じるというか、人がきちんと手を掛けてそうした場を作っているのを感じるのである。

友達に「月末の予算がギリギリだから、安いところで食べたい」と言うと、「じゃあ大衆居酒屋とかせんべろでさっと済ませようか」という話になった。
そういう訳で適当に飲み屋街をうろついて、目についたのがこの「大衆酒場 かぶら屋」だった。

大衆酒場「かぶら屋」で夕御飯

かぶら屋 西新井店
東京都足立区西新井栄町2-6-9
TEL: 03-3849-1830

「ちょうちんに焼き鳥、もつ煮って書いてあるね」
「入る?」
「もうお腹空いたしここで良くない?」

という流れで入ることになった。

店内はカウンター席とテーブル席があり、テーブル席は小さいテーブルにスツールが2つあった。
2人であったためかテーブル席に案内されたのだが、ソーシャルディスタンスを意識してか、隣のテーブルを含む席のいくつかが利用不可になっていた。
ちゃんとしてるなあ。でも、売り上げ的には大変そう。

とりあえず駆けつけの1杯は日本酒の冷。
「本醸造 喜平」というお酒で、やや辛口で喉越しがいい。おかずにも合いそうな感じ。

さて、何を頼もうか。
壁のメニューもテーブルのメニューもどれも気になって目移りしてしまう。

赤ウインナーの串焼き...?
昔懐かしいナポリタンについてたやつじゃん。エモいから頼もう。

レバーの唐揚げも以前他のお店で頼んだの美味しかったから頼んでみよ。
あと数量限定って書いてる上ネギタン塩も。

あ~~~この3本線入ってるのめっちゃ好き。
これ入ってるの「ウインナー」って感じがする。

見て分かる位脂が乗ってるし、齧った瞬間に熱々の肉汁が出てきて「あちちっ」ってなるのが堪らない。
二人して「おいっし...」ってなった。

レバーの唐揚げは、これでもかって位ネギが乗っていて、その上に掛かっているタレがさっぱり味で、レバーの油気を良い感じに中和してくれるのがいい。
レバーの上にタレを吸ったネギを多めに乗っけて、一口でばくっといく。

熱い時は日本酒で熱さを和らげる。
口の中が幸せ。

上ネギタン塩はレモンをたっぷり絞って頂く。
唐揚げにレモンをかける派はタン塩にレモンをかけてみることをオススメする。うめえがらやってみ(突然の秋田弁)

乗っかってるネギも、添えてあるニンニクおろしも全部乗っけて食べたい全部。タンは弾力があって噛めば噛むほど滋味があってとても美味しい。

その他にも1品もので気になるものがいくつかあったので、そちらも頼むことにした。
テーブル横の冷蔵庫の中に冷ややっこやポテサラらしきものが置いてあったらそりゃ気になる。仕方ない。

とはいえお腹の具合もいい感じになってきたので、多くを頼むのは止めて、最終的にチャンジャとミミガーの2つを頼んだ。

チャンジャは名前だけ知っていたけど、正直なんのことだか分からなかったので友達に聞くと、「イカの塩辛あるじゃん。あれの辛いバージョンみたいなの」ということだった。
我が家では時々イカの塩辛が朝ごはんの付け合わせで出てきた時があったが、友達のおうちではチャンジャが出てきていたそう。確かにごはんが進みそうだなと思った。

勿論お酒にもよく合った。

この酢味噌がかかってるのはミミガー。
豚の耳介を加工したもので、沖縄料理の1つでもあるらしい。

ミミガー自体は薄味でコリコリとした食感だった。酢味噌ともよく合う。
酢味噌だけじゃなく色んな味と和えても美味しそう。

「思えば沖縄料理って、ミミガーもそうだけど、ゴーヤチャンプルーとか豚足とか、豚料理が多いよね」

そう言うと友達も「確かにね」と返した。

「沖縄って海に囲まれてるから、魚料理とかが多いイメージあったけど、よくよく考えると豚多くない? なんでだろう?」

羨ましいことに友達は沖縄に行ったことがあるらしく、食事情も多少知っていて、私の疑問にも答えてくれた。

「沖縄の魚って美味しい魚が少ないんだよね。北日本の方が美味しい魚多いイメージ」

後で調べてみたところ、沖縄の海は熱帯に属しており、魚の色や形もかなりユニークなものが多いようです。
また、熱帯の魚は脂が乗っていない魚介類が多く、「魚の脂身が好き!」という人や、魚の変わった色や形にぎょっとする人には敬遠されがちなのかなと思いました。
美味しい沖縄の魚介類もあるけど一般的ではない、みたいな。

「そういえば、以前山形の酒田で食べたお寿司が凄く美味しかったんだよね。身がぷりっぷりで新鮮だったし。また行きたいなあ」

「沖縄良かったな~」

など、その後一頻りお互いの旅の思い出話をし、「また行きたいな~。でもコロナあるから当分先かなあ」と結んだ。
早く収束するといいのだけれど。

日本酒がなくなったのでカムカムサワー追加。
良い感じに酔ってくると、割と甘いお酒とおつまみの組み合わせもアリな感じになってくる。
こういうの分かる人いない? 私だけかな?

あと、壁のメニューに金賞受賞とか書いてあったので唐揚げも頼んでみた。

タレの味を染み込ませた弾力のあるジューシーなお肉と
香ばしいサクサク衣が食欲をそそる逸品。
『第11回からあげグランプリ』東日本"しょうゆタレ"部門にて、
金賞に輝いた、かぶら屋のからあげ、をお楽しみください。

大衆居酒屋 かぶら屋(http://www.kaburaya.bz/)

醤油の風味が良かったし、衣は揚げたてサクサクだし、噛むほど美味しい。

こんな感じで飲み食いして結構満足したので、お会計をしてもらうことに。
割り勘で1800円くらいになった。

ラーメン屋「雪花亭」で〆

居酒屋2店舗目に行こうかという話も少し出たが、適当にググって目星をつけていたところが思いのほか遠く、予定を変更して近くのラーメン屋「雪花亭」で〆ることにした。

店内のカウンター席に座る。
右奥の壁にはレトロ感のあるサッポロビールのポスターが。

看板には創業1991年とあり、だいたい30年前位に創業したことが分かった。
結構昔からのお店のようだ。

旭川ラーメンのお店らしく、醤油系のラーメンが看板メニューらしい。

味変用の調味料も色々揃っていた。
私のイチ押し調味料のお酢もあったのが個人的にポイント高い。

とりあえずお店の名前を冠しているのを頼めば間違いないだろうということで「雪花亭ラーメン」を注文。

あっさり醤油ベースの汁に、こってりしたアブラが入っているのが堪らない。縮れ麺によく絡むし。
チャーシューも柔らかくて美味しい。

2店舗行った後だったらアブラがない醤油ラーメンの方が良かったかもしれないが、1店舗だったのでこの位が丁度良いなと思った。

ラーメンを食べ終えたら丁度いい具合にお腹がくちくなったのでお互い帰宅することに。
帰る頃には午後9時位になっていたが、普通のお店もまだまだ開いており、道も普通に明るいのに驚かされた。

地元では午後9時を過ぎると飲み屋と一部ラーメン屋以外はだいたい閉まっていたし、場所によっては道路の信号が黄色点滅に変わっていたりする。
最終バスも終わっており、帰宅の際はタクシーか家族の迎え(車)が必須。

東京だとバスはギリギリ生きている時間帯だし、電車の交通網が発達しているから最寄り駅まで着けばあとはどうにかなるのが有難いなと思う。

さて、明日からまたおうちごはんだな。

参考🍋

今まで頂いたサポート、嬉しすぎてまだ使えてません(笑) note記事を書く資料や外食レポに使えたらなと思っていますが、実際どう使うかは思案中です←